心理学の用語。 1975年、アメリカの社会心理学者フェスティンガーが提唱。 人は何らかの物事に遭遇した場合(認知)、それが自分が持っている「認知」と相容れない場合(不協和)、 その「不協和」を解消しようとすること。(不協和の逓減)
不協和の逓減《ていげん=しだいにへらすこと》には以下の3つがある。
1や2のように、「変化」をさせたり「否定」をすることはコストが高いため、 実際には、3が選択されることが多い。
「起業塾や起業コンサルタントの無料セミナーに参加して正規料金を聞くと、50万円や100万円と説明されます。高すぎる料金の理由がよくわかりません。」と、女性のお客様から相談されました。 「料金が高すぎる!」とビックリして、起業塾や起業コンサルタントへの申し込みを断念する人はかなり多いです。断って正解です。高いお金を払っても、元が取れることはほぼありません。入ったことを後悔している人も唸るほどいます。 関連記事→ 高額起業塾に入って後悔してる人はあなたが思っている以上に多い 高すぎる理由は「料金が高い商品があるほど、他の商品を買う人が増えるから」です。そのため、高い商品・中ぐらいの商品・安い商品の…
行動原理を知れば面白い程FXで稼げる様になる! どうもこんにちは、証券会社出身トレーダーの塾長かずきです。 今回は、「FXと心理学の関係」について解説していきたいと思います。 FXと心理学と聞くと一見なんの関係もないと思われがちですが、この二つは非常に関係が深く、切っても切り離せません。 皆さんの中には、なかなか損切ができずポジションを持ち続けてしまったり、負けを取り返そうといつもより大きなポジションをとってしまったりしている人はいませんか。 僕も初心者の頃は、同じようなことをやってしまい、何度も大きな損をしてしまいました。 これらの行動は、人間の心理からきているもので、今回のテーマでもあるF…
購入後の合理化(Post-Purchase Rationalization)とは、購入した商品やサービスに対して、自身の選択を正当化し合理化する心理的なプロセスを指します。この現象は、人々が自分の意思決定や行動に一貫性を持たせるために起こります。 購入後の合理化は、以下のような要素に関連しています: 1. 認知的不協和(Cognitive Dissonance):購入後の合理化は、認知的不協和と関連しています。認知的不協和は、矛盾する情報や信念が存在する状況で生じる不快感のことを指します。購入後の合理化は、自身の選択に対する不協和を解消するために、商品やサービスの利点や良い面に焦点を当て、否定…
自己正当化(Self-justification)は、心理学の用語であり、人が自分自身や自分の行動・信念を正当化しようとする心理的なプロセスを指します。自己正当化は、自己の行動や意見についての説明や合理化を行うことで、自己のアイデンティティや自尊心を保護しようとする傾向があります。 自己正当化は、以下のような状況でよく見られます: 1. 認知的不協和の解消: 自己正当化は、自分の行動や信念と現実の状況との間に不一致や矛盾が生じた場合に起こります。この状況では、人々は認知的な不協和(心理的な不快感)を感じます。自己正当化は、この不協和を解消するために、自分の行動や信念を合理化する試みとして現れま…
認知的不協和理論(Cognitive Dissonance Theory)は、社会心理学の分野で提唱された心理学の理論です。この理論は、人々が矛盾した情報や信念を持った状況に直面したときに、不快感や不協和を感じ、それを解消しようとする傾向があるという考えに基づいています。 認知的不協和とは、個人の思考や信念、態度が相互に矛盾する状態を指します。例えば、自分の信念に反する行動をとった場合や、与えられた情報が自分の既存の信念と矛盾する場合に認知的不協和が生じます。 認知的不協和理論は、以下の主な原理に基づいています。 認知的不協和の回避:人々は不快感や不協和を感じる状態を避けようとする傾向がありま…
認知バイアス(cognitive bias)は、個人の認知プロセスにおいて、情報の処理や判断に影響を与える、一貫した傾向や誤った思考のパターンを指します。これらのバイアスは、情報の選択、解釈、記憶、判断、意思決定に影響を与え、人々が客観的で合理的な判断を下すことを妨げる可能性があります。 認知バイアスは、心理学や行動経済学の分野で研究され、数多くの種類が特定されています。以下にいくつかの代表的な認知バイアスの例を挙げます: 確証バイアス(confirmation bias): 自分の既存の信念や意見を強化し、それに一致する情報を選択的に探し、それを受け入れる傾向がある。 可用性ヒューリスティッ…
信念の保守傾向(Belief perseverance)とは、人々が一度形成した信念や意見を変更することを嫌う傾向を指します。具体的には、逆の証拠や反対意見が提示されても、人々は自身の既存の信念を守ろうとする傾向があります。信念の保守傾向は、心理学や社会心理学の分野で研究されており、認知的なバイアスや認知の不均衡と関連しています。人々は自身の信念や意見を形成する際に、情報の選択的な処理や解釈の偏りが生じることがあります。その結果、一度形成された信念は固定化され、変更や修正が困難になるのです。信念の保守傾向は、以下のような要因によって引き起こされることがあります:1. 認知的不協和: 逆の証拠や…
ベン・フランクリン効果(Ben Franklin Effect)は、人々の行動や態度に対する認知的不協和を解消するために、他者に親切な行動をとることによって、その他者に対する好意や好意的な態度が生じる現象を指します。ベン・フランクリン効果の名前は、アメリカ合衆国の政治家・発明家であるベンジャミン・フランクリンに由来しています。彼は自伝の中で、ある政治的な敵対者との関係改善のために、その敵対者に頼みごとをして助けを求めることを思いつきました。すると、敵対者は頼みを聞いて手助けをし、その結果、彼に対する好意的な態度が生まれたと述べています。この現象は、人々の認知の一貫性を保とうとする心理的な傾向に…
認知的不協和(Cognitive Dissonance)とは、心理学の用語で、個人が自分の信念や態度、行動、知識などの間に矛盾が生じる状態を指します。認知的不協和は、人々が自分の考え方や行動が一貫していないと感じるときに生じる心理的な不快感を指します。 人々は一貫性を求める傾向があり、自分の信念や態度、行動が矛盾しないようにしたいと考えます。しかし、時には状況や情報の変化によって、以前の信念や行動と矛盾する新たな情報や経験に直面することがあります。この状況により、認知的不協和が生じるのです。 認知的不協和が生じると、人々は不快感を感じ、その状態を解消しようとする傾向があります。この解消の過程で…
アメリカの心理学者フェスティンガーが、こんな実験をしました。 まず、被験者を3つのグループにわけ、 全てのグループに1時間、退屈でつまらない作業をさせました。 Aグループには作業だけ、 Bグループには、低額報酬(1ドル)を、 Cグループには、高額報酬(20ドル)を与えました。 作業の後、フェスティンガーはB、Cグループの被検者に、 「次の実験参加者に、実験は面白いと思わせるよう、自分の経験を説明して欲しい」と指示しました。 被検者は、退屈でつまらない作業であったにもかかわらず 面白い実験だと伝える、という矛盾(認知的不協和)を抱えたのです。 実験後、被検者に「実験は楽しかったか」と質問すると、…
(ミーム・モデルの特徴を説明します) 1)バカの壁 「バカの壁」(2003)は、養老孟司氏のベストセラーです。 キャッチコピーで、帯紙は「『話せば分かる』なんて大ウソ!」でした。養老氏は「バカの壁」とは「人が知りたくないことに耳を貸さず情報を遮断すること」であるとインタビューで述べています。 後者は、レオン・フェスティンガー氏の認知的不協和(cognitive dissonance)の理論に対応しています。 「バカの壁」は、人間の相互理解には限界があるという指摘です。 「バカの壁」の相互理解の限界を示しています。 相互理解の限界は、認知的不協和がなくとも生じます。 永久機関が不可能であることは…
社会的心理学で自分をコントロール? こんにちは ワイズ株式会社代表取締役の五反田明駿です。 人は、無意識で判断をしていることが多くあることを知っていますか? 日常的に自分の心の動きを知ることで 対人関係がよくなったり どのような心理効果が働くのかを理解をすることで 詐欺に騙されないようになったりします。 今回は5つのポイントをまとめて解説をしていきたいと思います。 まずは何が自分によく心理的効果を与えているのかを知っておきましょう。 1;認知的不協和 簡単に説明をすると 自分の心の中に矛盾を抱えた時のストレスを指します。 そして、 認知的不協和とは 自己都合のいい風に解消をしようとするんです。…
一条真也です。『亜宗教』中村圭志著(インターナショナル新書)を読みました。「オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで」というサブタイトルがついています。著者は1958年、北海道小樽市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。宗教学者・編集者・翻訳家。昭和女子大学非常勤講師。ブログ『教養として読む世界の経典』、ブログ『聖書、コーラン、仏典』で紹介した本をはじめ著書多数。 本書の帯 本書の帯には、「なぜ、信じるのか?」という言葉を中心として、「妖精写真」「動物磁気」「エスパー」「反進化論」「臨死体験」「シンクロニシティ」「千里眼」「Qアノン」「ニューエイジ」「UFO」「ポスト…
自らの能力とは無関係に、一時期の運に恵まれていた人々は、認知的不協和が生じやすい。 認知的不協和は、そのまま心理的に不安定な状態と直結する。 その不安定さと、肥大化した実体なき自尊心に対する防衛規制が、彼らの言動に歪な雰囲気を加えている。 他人への非難、自己正当化、過去の成功を過大評価するといった姿勢の傾向性は、こうした根っこと繋がっていることが多い。 稀に、認知を鈍くしていくことで、心理的に安定状態となる人もいる。結果として、安定状態は先の傾向性を逓減していき、ポジティブな人格形成に寄与する場合もあるらしい。 すると問題の本質は、能力の有無でも、運の寡多でもなさそうだ。赤子が認知的不協和など…
不審なほど低い後悔率「すべての医療には一般的にジェンダー移行よりもはるかに高い後悔率が存在する」というバウワーズのコメントは、WPATHのメンバーに思考停止させているようです。この発言は、表面的には真実のように見えます。「ジェンダー肯定」手術後の後悔率に関する最近のシステマティック・レビューでは、乳房切除術および/または陰茎形成術を受けた生得的女性の後悔率は1%未満、膣形成術を受けた生得的男性では2%未満であるとしています(121)。 しかし、本レビューの研究は、追跡不能率が高く、追跡期間が極端に短く、後悔と脱トランスの定義が異常に狭く、レビューに異常な数の誤りが含まれているという事実を抜きに…
今回は、ジョナ・バーガーさんの著書「The Catalyst(カタリスト)」で紹介されている「心理的リアクタンス」について深掘りしていきたいと思います。 バーガー氏は、人々の行動変化を促す「触媒(しょくばい)」としての5つの原則を提示していますが、その中でも特に興味深い概念が「心理的リアクタンス」です。 心理的リアクタンスとは? 心理的リアクタンスとは、簡単に言うと、「やるなと言われたらやりたくなる」という心理現象のことです。P&Gが発売した画期的な洗濯用洗剤の例を見てみましょう。この洗剤は、1回分の容量が固定されたタブレット型で、わざわざ量を測る必要がありませんでした。しかし、問題が発生しま…
ジャック・シェーファーさんの著書 元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法 を紹介します。 概要 ハンス・シャルフ 引き出し法のテクニック 引き出し法を使われたときの対処法「ブライアンのループ」 読書メモ 感想:心理学は知識ではなく道具 概要 元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法と一部内容がかぶっている 著者の前作との違いは、情報の引き出し方に特化した内容でまとめられていること パスワードなどの個人情報を聞き出したエピソードが紹介されているので悪用厳禁 sansan-rougo.hatenablog.com ハンス・シャルフ 著者が教える「引き出し法」は、ドイツ軍の捕虜尋問官、ハンス…
グレート・リセット、グレート・テイキング、グレート・リプレースメント、グレート・デフレ、そして次の大恐慌の何がそんなに素晴らしいのか? : メモ・独り言のblog 本当にそうなるか知らないが、知っておいてもいい予測筋かも 「過去数年間、皆さんはエスカレートするハイブリッド戦争の中で生きてきました。世界的に、私たちは、あからさまなメディアコントロールとプロパガンダキャンペーン、公の場で発言する人々の逮捕を含む検閲、すべての電子通信の監視と物理的な接触追跡、残忍に強制されたロックダウンとマスクの着用義務、人々は自宅でさえも殴打され、手錠をかけられ、逮捕され、医療サービスの停止と医療制度の弱体化、雇…
私たちの体は、外部環境が変化しても内部環境を一定に保つための複雑なシステムを持っています。この生命維持の基本原則を「ホメオスタシス」と呼びます。この記事では、ホメオスタシスがどのようにして私たちの健康と生活を支えているのかを探ります。 ホメオスタシスとは? 体がバランスを保つ仕組み ホメオスタシスの重要性 ホメオスタシスをサポートする生活習慣 ホメオスタシスに関するおすすめの書籍 まとめ 苫米地英人が語るホメオスタシス 心理的ホメオスタシス 認知とホメオスタシス 苫米地英人の提案するホメオスタシスへのアプローチ まとめ ホメオスタシスとは? ホメオスタシスは、体内環境を安定させるために、体が自…
[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインのしくみ67【改訂新版】 [買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインのしくみ67【改訂新版】対象読者 [買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインのしくみ67【改訂新版】に掲載している心理効果一覧 「[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインのしくみ67【改訂新版】」Amazonでの購入はこちら [買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインのしくみ67【改訂新版】楽天市場での購入はこちら [買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインのしくみ67【改訂新版】 インプレスグループでデザイン分野のメディア事業を手がけるエムディエ…
自分の価値観を他人にも求めてしまうのはどうしてですか 自分の価値観と異なる人にストレスを感じるのはどうしてですか 自分の価値観を他人にも求めてしまうのはどうしてですか 人が自分の価値観を他人にも求めるのは、人間が社会的な存在であり、共通の理解や行動規範を持つことで社会が機能するからです。私たちは自分の信じるものや行動が正しいと感じ、他人も同じように感じてほしいと願う傾向があります。また、自分の価値観が他人に受け入れられると、自己のアイデンティティや所属感を確認できるため、安心感を得られます。 しかし、個々人の経験や文化的背景は異なるため、価値観は多様です。他人に自分の価値観を押し付けることは、…
「ダイバーシティ」は現実の「人類補完計画」 Things about “diversity” nobody wants to talk about 文字数 8,724字 *長いので、このブログを覚えて、いつか時間があるときに見に来ていただけたら嬉しいです(頻繁にアップしていないので) 真剣な論理です。 みなさんこんにちは、お久しぶりです。鎌倉です。 Hi, everyone. This is Kamakura. It’s been a while since last time I posted -_- 作文が難しくて、意外と内容も長くなり、毎日書いたり削除したりしてましたTT The ess…
〇プスタイン島への搭乗記録に〇ピルバーグ、〇ム〇ンクス、日本企業のトップなど有名人がゾロゾロ暴露されてましたが、SNSで元モ〇ドのインタビューを見たら〇プスタインはモ〇ドだったんですね(C〇Aと思ってた)。 島に来た客と女児との〇〇をビデオ録画してのちに脅迫、〇スラエル(表面上は米国)の支配下に置くのだそうです、そんなビデオ撮られたら逆らえないですわ。 15年以上前から知ってましたが。 でも何も知らないで「陰謀論だ!」って言ってるほうが絶対に人生楽しいと思います。興味本位で世の中の裏を調べて知ってしまうと鬱になりますよ。 ※「陰謀論」という言葉は60年代にCIAがケネディ大統領を暗殺した時に、…
残念だ、 世界は燃えている。そしてこの火は大きくなる一方だ。どういうわけか、消防士が足りないようだ。しかし、放火犯はたくさんいる。 Andrey Bystritskiy Valdai Club 21 March 2024現代世界で起きていることに目を向け、そのさまざまなエリートたちの振る舞いを振り返ると、彼らのかなりの割合が恒常的な狂気やヒステリーの状態にあり、起きている出来事に理性的に対処できないでいるように思える。かつてフランシスコ・ゴヤは、「理性の眠りが怪物を生む」という銅版画を制作した。画家はこう説明している:「心が眠ると、眠ったような夢の中の空想が怪物を生むが、理性と組み合わさること…
こちらの記事で、コンシューマーインサイト・コミュニケーション・マーケティング・マネジメントに役立つビジネス心理効果をご紹介します。ぜひ、ご活用ください。 執筆者の紹介 背景となる心理学 コンシューマーインサイトに役立つビジネス心理効果 サブリミナル効果 カラーバス効果 ベンジャミンフランクリン効果 カタルシス効果 ヴェブレン効果 アンダードッグ効果 バンドワゴン効果 スノッブ効果 バーナム効果 サンクコスト効果 ミラーリング効果 カリギュラ効果 カクテルパーティー効果 プラシーボ効果 クレショフ効果 テンション・リダクション効果 ディドロ効果 フレーミング効果 ウインザー効果 フィキシングソリ…