通称レセプト(独:Rezept)。
患者が受けた診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合等)に請求する医療報酬の明細書のことである。医科・歯科の場合には診療報酬明細書、薬局における調剤の場合には調剤報酬明細書ともいう。
診療明細書とは違うものなので注意。
診療報酬明細書は、患者の氏名、保険者番号や病名*1等を記入した上書き部分と、診療報酬点数、療養の給付、食事・生活療養の欄で構成されている。
診療報酬明細書の開示は通常、健康保険組合への開示請求が必要になる。ここで健康保険組合に開示請求を行うと、医療機関側に開示についての問い合わせが発生し、場合によっては開示が拒否される事もある。
(医療機関への訴訟を行おうとしている場合は診療報酬明細書の開示請求を行う事によって訴訟の準備が察知されるため、証拠保全によっての取得が好ましい。)
診療報酬明細書の開示請求は、対象が18歳以上の場合は本人(又は委任を受けた者)が行う事になっている。
同世帯の者だからと言ってこれを請求するのは誤りであり、本来出来ない事になっている*2。