読書のあとに文章を書こうとすると、その著者の文体に似てしまう(あるいは似せてしまう)のは、私だけなのであろうか。 今朝の通勤電車にて、森博嗣著『すべてがFになる』を読了したところだ。 7年前、大学3年生。 地元の大きな書店で立ち読みするのが趣味だった私は、そこで森博嗣に出会った。 というか、森博嗣の存在は知っていたので、「も」の書棚にたどり着いたとき、有名な『すべてがFになる』を読んでみようかと思い手に取ったのである。 POPには「理系ミステリの頂点!」 文系の底面に位置する私は、ごくりと唾をのんだ。 当小説を購入し、実家のソファで愛犬に顔を舐められながら読み始める。 犬とソファが大好きな私。…