裸子植物の対義語。 種を作る植物(種子植物)の二大流派の一。 「花」を制度化したことで非常に多種多様な姿を持ち、進化の頂点に立つ。 現時点ではもっとも繁栄している植物であり、身近にある植物の大半を占めると言って良い。 「被子」とは、胚珠が子房の中に隠れていることから来る。 分類学上は、「被子植物門」に属し、さらに単子葉植物綱と双子葉植物綱に分けられる。
2億年前、恐竜が栄えていたジュラ紀(2億年前~1億4千500万年前)が始まるころに地上を覆っていたのは、裸子植物でした。裸子植物は、現在のイチョウやソテツの仲間で、受粉後に種子になる胚珠がむき出しになっています。裸子植物の花は風で花粉を運ぶ風媒花なので、マツやスギと同じようにように美しい花を咲かせることはありません。 白亜紀(1億4千500万年前~6千600万年まえ)になって出現したのが被子植物です。被子植物は、胚珠が子房の中にあり、裸子植物のようにむき出しになっていません。子房は受紛後に果実になる部分です。 被子植物の花は、おもにハチなどの昆虫の力を借りて花粉を運んでもらう虫媒花です。花粉を…
エルサ・パンチローリ 著 的場和之 訳「哺乳類前史」メモ 哺乳類前史:起源と進化をめぐる語られざる物語 作者:エルサ パンチローリ 青土社 Amazon エルサ・パンチローリ 著 的場和之 訳「哺乳類前史」メモ 第10章 反乱の時代----------------------------------------------------------------------------------【まとめ】・トリティロドン類は植物食への特殊化を果たし、三畳紀末から白亜紀前期まで8000万年にわたり存続し、中生代キノドン類のなかでもっともしぶといグループのひとつ。・約1億2000万年前、被子植物(花…
This is the Japanese translation of this site. ウォルフ-エッケハルト・レーニヒ 2022/1/10 17:24 編集部注: 遺伝学者のウォルフ-エッケハルト・レーニヒが注意を向けてくれた彼の新しい出版物「On the Inordinate Amount of 'Living Fossils' in the Flowering Plants (Angiospermae)」を大いにお勧めします。以下はその概要で、強調はすべて、ドイツのマックス・プランク植物育種研究所を引退した著名な科学者であるレーニヒ博士が追加しました。背景については、数学者グランヴ…
今週のお題「SFといえば」 はじめにこの地球で一番進化しているのは、哺乳類の人間では無くて実は菌類や植物なんです。 家庭菜園にて家庭菜園で栽培されているのは、おそらく全て被子植物です。Wikipediaによると、被子植物は1億4000万年前、一方われわれ哺乳類は2億2500万年前からなんだそうです。 被子植物は成長が早く、花をつけ、実をつけ、蜜を出し、昆虫や鳥、哺乳類を手下につけて、地球上で大繁殖しています。 植物系SFといえばそんな植物や菌類が進化した地球を描いたSFがこちら 地球の長い午後 (ハヤカワ文庫 SF 224) 作者:ブライアン W.オールディス 早川書房 Amazon 地球の長…
『花のある暮らし』へようこそ。ブログにご訪問頂きありがとうございます。 もうすぐ夏休みですね。先週は、娘の小学校の保護者会があり説明を受けましたが、昨年に比べて今年は宿題もたっぷり出るようです。そんな夏休みの宿題で、自由研究のテーマの選定って悩ましいですよね。昨年我が家に咲いたアサガオの花から、自由研究ネタをお届けです。 花びらが5枚の朝顔 離弁花と合弁花 双子葉植物と単子葉植物 発芽時の葉っぱ 根っこ 葉脈 茎の断面 // 花びらが5枚の朝顔 小学生の夏休みといえば、あさがおの観察は外せませんよね。我が家の娘も、持ち帰ってきました。 娘のプランターからは、水色、薄ピンク、濃いピンクの3色が咲…
理科は『花のつくり』『被子植物』。 子房、種子、受粉、裸子植物・被子植物、単子葉類・双子葉類など。 英語は『教科書音読』。 中学生用の平成時代の英語教科書を読む練習。平成時代の教科書は今の教科書より段階的に進んで行けるので、英語の学び初めには適した教材。 秒数早読みと虫食い音読をそれぞれ個別に練習。春休み終了まで教科書をたくさん読み進めていく。 突破す!突破す!突破す!突破す!突破す!突破す! TOP→PASSのことを初めて知る方も多いはずなので、紹介の意味も込めて何度も書いておきます。TOP→PASSでは中1英語の内容は11月までに終わらせて中2の内容へ。そして中2の内容は中2の8月に終わ…
小中学生への漢字読み方問題の好例が「蕾」と「花穂」で、答えは「つぼみ」と「かすい」。花穂は意味も厄介である。こんな小言幸兵衛風の話はさておき、いずれも春の訪れを表していて、一句捻り出したくなる。 木蓮の蕾ほころび春来る 猫柳残雪に咲く花穂かな (何とも凡庸!) 「木蓮」は花が蓮(はす)に似た木であることからつけられた。地球上で最古の花木といわれ、1億年以上も前に既に今のような姿だったらしい。モクレンは被子植物の中でも古く、双子葉植物であるのに単子葉植物の特徴を幾つも持っている。 毛におおわれた芽鱗(がりん)に包まれている冬芽(ふゆめ、とうが)は、葉を落とした枝についているカプセル状のもの。冬芽…
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前期終了!受験生の皆様お疲れ様でした!!! 東大の問題はすぐ出るからありがたいね……!!!!下のリンク先で見ることができます。ぜひ解こう。 www.sankei.com 概要 各大問ごとの所感 第1問 I RNAポリメラーゼの種類とリン酸化による挙動変化 Ⅱ マウス胚肢原基におけるSHH発現とエンハンサーの関係 第2問 Ⅰ 花芽形成と光・温度条件 Ⅱ 異なる緯度での花芽形成と品種開発 第3問 Ⅰ 神経管の分化とタンパク質濃度勾配 Ⅱ カドヘリンと細胞選別 総評 概要 大問数は例年通り3問。 論述の量……はあんまり変わらない気がするけどどうなんだろう。はちゃめちゃ難しいことは聞かれていないと思う…
生き物を仕分けるとなれば、ほぼ誰もが動物と植物に分ける筈です。この反射的な分割が私たちの「常識」なのですが、今の生物分類によれば、まず真正細菌と古細菌からなる原核生物と真核生物に分けられ、その真核生物の中に植物と動物があり、その他に原生生物と菌があります。つまり、科学的な知識によれば、動物と植物は六つの基本クラスの二つに過ぎないのです。それを肝に命じながら、私たちの生命観を植物中心に眺め直してみましょう。 私たちの常識的な動物となれば脊椎動物。脊椎動物は胚発生が終わった時には既に成体とほぼ同じ器官をもっています。ですから、胚発生後に新しい器官がさらにつくられることはありません。でも、植物の発生…
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毎年秋に『栗』のお裾分けを頂くお隣さんの庭には松の木も茂る。それは既に3階の窓に及びぶつかっている。あまりの元気の良さ、あまりの近さ、あまりに印象的な光景だったので写真を撮ってみた。すると、実に興味深い形態デザインに出会ってしまう。気が付いた自分が素晴らしい・・・のか?裸子植物の現代的進化は氷河期が多勢の、ニュース報道では「気候変動!」と騒がられている精々100年単位では想定も出来ない時間スケールで繰り返されていて、間氷期には裸子植物が多勢になったとしても、基本は実は「松」類が地表の樹木の主役に違いなく、地上に初めて生を育んだ極めて古い種の子孫の生存方法に考えが及んだ。自身の保全維持成長のため…
私には昔から好きな木がある。それが『カツラ』だ。自分自身で初めて全てを決め人生の岐路に挑んだ大学時代の「卒業設計」、思考の最中は秋に帰省し、故郷の町にあるチミケップ湖を訪ねた時に出会った思い入れ深い一枚。晴天ではないものの、燃える様な映像が眼前にあった。その正体はカツラの木で、燃える正体は大木にも関わらずとても小さく円い、或いはハート型の葉だった。エネルギー工場としての葉は、既に日照は乏しく冬支度を前に水を絶たれ緑を失い落される直前にもの、それが曇り空の下で燃える様に淡い天空光のみにも関わらず輝いていた。そのデザインは被子植物類の広葉樹では古い一種だと思う。ナナカマドや紅葉に比べると、葉を大き…
ゴールデンカムイ カラー版 19 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:野田サトル 集英社 Amazon 1月8日の視聴 ・『DOC(ドック)2 あすへのカルテ 第12回「ゴールド・スタンダード」』 →前回まではこちら⇩。 【2023年『11月27日の視聴』→https://moritsin.hatenablog.com/entry/20231223/1703321328】 →この電源ダウンが、仕組まれたものなのか、ホントにコンピュータウイルスなのか? →今回の脚本家、やたらと何か隠したりさせるな…。 →みんなは、決断力と引き換えに患者にロクに寄り添わないファンティに戻そうとしてな…
不思議な効果をもつ薬 ---他にも ** 植物の世界への深い探求** **薬草の秘めた力** **毒草の驚くべき一面** **結論: 自然の富と調和** おすすめの書籍 不思議な効果をもつ薬 不思議な効果をもつ薬とは、どんなものでしょうか? 一般的には、科学的に証明されていないか、あるいは非常に稀なものを指すことが多いです。 しかし、実際には、古代から現代まで、様々な人々が自然界から採取したた植物や動物の成分を利用して、不思議な効果を得ようとしてきました。 その中には、以下のようなものがあります。 薬草:古代から現代まで、多くの文化でで薬草として利用されてきたた植物です。 薬草には、解解熱熱鎮…
前日に言っていただいた通り、宿の兄ちゃんが車に乗っけてってくれた。道すがら色々話していたのだが、今年は異常に雪が少ないらしい。普段は平均で1mくらい積もるらしいのだが、今年は道端には一切積もってない。冬の寒い時期に死ぬほど寒いところでも行ってやるかというつもりで北陸に来たので正直ちょっと拍子抜けしていたのだが、これを普通と思っているといつか痛い目を見るやつだ。僕が到着する前日は普通にマイナス十度以下で道路もツルツルだったとか。それでもかなりの暖冬で、過ごしやすい反面、宿としてはスキー客が減って痛手のようだ。そういえば、この辺は全然地震の影響はなかったが、さすがに年始はキャンセルが続いたという。…
品格と自尊心 There is nothing noble in being superior to your fellow men. True nobility lies in being superior to your former self. 他の人より優れていることが立派なのではなく、本当に素晴らしいのは過去の自分より優れていることです。 ―Ernest Hemingway
朝夕曇り、昼間は晴れ。5.9℃~12.7℃、29%。2000歩。北風やや強し。乾燥注意報! 七草粥を食す:せりナズナゴギョウはこべらホトケノザすずなすずしろ♪なんか放し飼いの鶏になったような気分ですが、昔の人は正月に餅ばかり食べてたから青物が必要になる時期だったんすね。 無機的な宇宙になぜ生命が誕生したのか??? 地球上の全生物種は260万種に上るという。現在(2023年)までの新種発見数を延長すると約900万種はあるだろうと予測されます。その3/4は昆虫で、その内の約半分は吾輩と同種の甲虫と目されてまふ。 なんで昆虫だけこんなに多いんだろ?と不思議に思われまふが、そりは昆虫オタクがダントツに…
2022~2023年は様々な水草が輸入された”当たり年”だったように思います。 2013年ころから約10年にわたって新しい水草がほとんど入荷しない時代が続いてきましたが、ようやく雪解けが見えてきた感があって大変喜ばしいことです。 今回は、そんな2023年で特に印象に残った水草を、その理由を含めて紹介していきます。 *かれっくすさんとのスペースでも同じ話をしましたが、重複するものの紹介を飛ばした都合上、順位がやや前後しています。また、本記事では「アクアリウム・園芸での利用可能性」という切り口でみているので、自己満足な日本産種は除外しました。 30位 ムジナモ Aldrovanda vesicul…
【新年の挨拶②はこちら】 ▼共生(空間)が誘う共進化(時間)(ブログの枕単編) 今回も公演数が多くなりましたので、ブログの枕は単編にします。少し気が早いですが、例年のとおり今回と次回の2回に分けて新年の挨拶を投稿したいと思います。さて、多産で有名な兎は子孫繁栄の縁起物と考えられていますが、その兎(卯)を干支とする2023年は少子化対策、疫病、地域紛争、自然災害や人的災害(事故、事件を含む)など「命」について色々と考えさせられる年でした。2023年1月に岸田首相が年頭記者会見で「異次元の少子化対策」に取り組むという政府の方針を発表し、今年6月に「こども未来戦略方針」が公表されましたが、その財源論…