国籍取得に対する概念(立場)の一。「親のどちらかが日本国籍ならば、子供も日本国籍」ということ。これを父母両系血統主義という。日本の国籍法は、現在この考えをとっている。ほかには、ドイツ、スイス、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、オーストリア、イタリア、ギリシア、フィンランド、ベルギー、オランダ、フィリピン、中国、イスラエル、トルコ、タイ、韓国など。
また「父親が日本国籍ならば子供も日本国籍」という考え方を父系血統主義といい、日本も1985年の国籍法の改定までは、この立場をとっていた。イラク、イラン、エジプト、マレーシアなどが、この立場。
それに対して生地主義は、「日本国内で生まれた子供は日本国籍である。」という考え方のこと。