望みしは何ぞ【電子書籍】[ 永井路子 ]価格: 495 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 摂関政治の絶頂期に君臨した藤原道長。その道長を父に持つ藤原能信だが、道長には妻が2人いた。左大臣源雅信を父に持つ倫子(鷹司系)は父の後ろ盾もあり、政治家の妻に相応しいふるまいで自分の子を押し上げる。娘彰子を一条天皇に入台させて、後一条及び後朱雀天皇の母となり道長の権勢を支え、長男頼通は氏の長者を引き継がせて、官位の頂点へと導いた。 対して能信の母明子(高松系)は父源高明が失脚したため後ろ盾がなく、控えめに暮らしていた。自然明子の子供たちも鷹司系の子供たちに比べて一段低く見られる。同じく明子を母と持つ兄、頼…