奈良時代から平安時代、それ以降の時代も歴史に大きくかかわってきた藤原氏。その中心の摂関家がどんな系譜をたどったのか、それを知りたいが為に読んでいる感じです。 藤原冬嗣 (306) (人物叢書) 作者:達哉, 虎尾 吉川弘文館 Amazon 人臣で初めて摂政になった藤原良房の父親になります。先祖は藤原北家の藤原房前。この人、他の『藤原四兄弟』と言われる藤原不比等の息子たちの中で少し政治的立ち位置が異なっていたとも言われています。父親が亡くなるまでは良かったけれども、長兄武智麻呂が主導権を握ると、少し主流から外れた位置にいたかも?と。 この人の祖父、房前三男の真盾は大納言までになるも政権首班とはな…