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薔薇族

(読書)
ばらぞく

薔薇族は、日本で最初の商業ベースの男性同性愛専門雑誌(ゲイ雑誌)である。

歴史

  • 1971年7月創刊。編集長は伊藤文學。
  • 2004年9月休刊。
  • 2004年11月 裏探偵ファイルの1コーナーとしてWeb上で復活する。
  • 2005年4月 版元をメディアソフトに変えて復刊。編集長は引き続き伊藤文學。
  • 2005年12月 2度目の休刊。
  • 2005年11月 naviGAYtor内で、復刊前の薔薇族を創刊号から読むことができる有料コンテンツが登場。
  • 2006年7月 ナビゲイターから2度目の復刊が果たされるが、会社の消滅により1号発行されただけで3度目の休刊。
  • 2007年4月 第二書房自らによって3度目の復刊。発行ペースは季刊。
  • 2011年7月 伊藤が編集長を勇退し、季刊『薔薇族』の副編集長であった竜超が2代目編集長に就任。新体制での第一号(No.400)を発売。
  • 2011年10月 猪口コルネがアートディレクターに就任し、誌面を大幅刷新。
  • 2013年3月 総合ポータルサイト「薔薇族.jp」がオープン。

評価

編集長の伊藤文學は異性愛者であり、かつては同性愛とは下半身の世界しかつながりがない「既婚者のための雑誌」というスタンスで、「母親が甘やかして育てるから、同性愛者になる」*1という持論を展開し、同性婚も否定して女性との結婚を勧めるなどしていたため、ゲイの間での評価は必ずしも高いわけではない。ライバル誌「The Gay」の編集長東郷健は「同性愛者を食いものにしている」と批判していた時期がある*2。同性婚を否定したコラムについては、後にBadiと誌面で論争にもなっている。ゲイ自身の手により、日本初の商業ゲイ雑誌の発刊がなされなかったことを悔やむ声も多い*3

参考書籍

編集長「秘話」

編集長「秘話」

参考サイト
薔薇族.jp http://xn--9fvy91edb.jp/
薔薇族ギャラリーBlog http://navigaytor.blogspot.com/

*1:伊藤文學のひとりごと

*2:伊藤文學のひとりごと

*3:会員制ゲイ雑誌は1952年9月に『アドニス』がゲイ自身の手により創刊されている。

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