労働法学者。東京大学名誉教授。 1943年(昭和18年)3月31日、生まれ。 福島県出身。 2004年(平成16年)3月、東京大学を退官。 2004年(平成16年)4月、明治大学法科大学院教授。 2005年(平成17年)4月、労働政策審議会会長。 2006年(平成18年)11月、中央労働委員会会長。 2008年(平成20年)12月、日本学士院会員。
門下から、荒木尚志、山川隆一、水町勇一郎など有力な研究者を多数輩出。
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Xにある某ポストで取り上げられていた、労組と弾圧:関西生コン事件を考える.毎日放送.2024,(映像'24).を観た。大まかな内容は下記のリンクから。 www.mbs.jp なお、見逃し配信については https://www.mbs.jp/eizou/から。TVerは2024年4月16日11時59分に配信終了予定である。それ以後は、おそらくMBS動画イズムが確実であろう。 先ほど「大まかな内容は」云々と書いたが、筆者なりにもまとめると、連帯ユニオン関西地区生コン支部*1、通称「関生」の組合員が各地で81人逮捕され、71人が起訴された。そのうち無罪を主張した被告人延べ31人のうち、10人が無罪に…
菅野和夫先生・山川隆一先生から、『労働法第13版』をご恵投いただきました。ありがとうございます。労働法 第13版 (法律学講座双書)作者:菅野 和夫,山川 隆一弘文堂Amazon 菅野先生が東大法学部長を務められた時期の第6版以降、お弟子さんである山川先生と、やはりお弟子さんの同大の土田道夫先生が改訂を補佐されていたことは各版のはしがきに記されていますが、今回から山川先生との共著ということになったようです。 この間の労働法の複雑化を反映して、第12版で1,200頁を上回ったぺージ数が第13版には1,500頁に迫る内容の充実ぶりです。構成的には、非正規労働者関係が節から章に格上げされ、個別的労働…
-----講義録始め------ ここで、労働者の個別合意についてもう少し具体的に見ていきましょう。労働契約法第8条は、労働契約の変更について次のように定めています。すなわち、「労働者及び使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができる」としています。 この労働契約法第8条は、合意によって労働契約の内容を変更できると規定しています。そこで問題となるのは、労働者と使用者が合意した場合に、文字通りそれを合意として認定してよいのかどうかが問われることになります。会社側からの提案にはいと承諾すれば、それを合意として見なしてよいのか、会社から書面にサインするように言われて、そ…
どんどん変わる民法来月からは、民法733条が廃止され、女性も、離婚後直ぐに再婚できるようになります。*アジア諸国ではとっくに廃止されていたものです(台湾では1998年、韓国は2005年に廃止)その他の今日の司法ニュース 犯罪被害者遺族への給付金、同性パートナーは対象か 最高裁で弁論https://news.yahoo.co.jp/articles/325465178658646cd67904ffb4314f8bce63bccd 菅野・労働の13版著者 菅野和夫=山川隆一来月11日発売予定https://www.koubundou.co.jp/book/b10045381.html 犯罪被害者を…
「パートタイム労働者」 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/topics/2007/06/tp0605-1e.html#:~:text=%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E5%8A%B4%E5%83%8D%E6%B3%95%EF%BC%88%E3%80%8C%E7%9F%AD,%E8%80%85%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 によると、 パートタイム労働法(「短時間労…
日本の法律に関する蔵書を紹介します。 読了した本から感想を書いていきます。 ID 書名 感想掲載 1 問いかける法哲学 未掲載 2 概説日本法制史 未掲載 3 日本近代法制史 未掲載 4 日本近現代法史 資料年表 未掲載 5 日本近代法史講義 未掲載 6 著作権のことならこの1冊 未掲載 7 基本六法 未掲載 8 法務六法 未掲載 9 旧法令集 未掲載 10 憲法 未掲載 11 憲法 Ⅰ 未掲載 12 立憲主義と日本国憲法 未掲載 13 事例研究憲法 未掲載 14 ケースメソッド公法 未掲載 15 憲法判例 未掲載 16 目で見る憲法 未掲載 17 入門民法 未掲載 18 家事事件手続法 未掲…
こんにちは、コポローです。 今回は労働法のおすすめの教科書・演習書・判例集を厳選して紹介します。 労働法は判例が重要なので、判例教材も複数紹介しています。 何か1つでも参考になれば幸いです(*^-^*) (※本ブログには広告が含まれます) 〇最もおすすめの教科書です。わかりやすく、通読用に最適。 労働法 第9版/有斐閣/水町勇一郎 posted with カエレバ 楽天市場で見る Yahooショッピングで見る ※レビュー(旧版含む)抜粋 ・とてもわかりやすく、読んでいて苦ではありません。無味乾燥になりやすい法律書ですが、例題では、面白くしようと固有名詞にひねりがあったりと工夫もされております。…
わが国の雇用慣行について、基本的に終身雇用だから、というのはよく聞く話ですね。でも以前から、この終身雇用という日本語が不思議でした。終身雇用といいつつ、定年制があるのですから、終身ではありません。終身の意味は、命を終えるまでの間、すなわち、生涯、一生、終生のことであり、終身独身や終身保険という時にも使われる表現です。 なぜこのような誤用が生じたのか不思議でしたが、先日、岡本大輔「終身雇用制:再考」三田商学研究53巻3号(2010年)に接し、謎が解けました。 岡本氏の論文によると、終身雇用という言葉は、アベグレンの『日本の経営』(原題The Japanese Factory)に出てくる、perm…