たぶん中学の時だろうか。それとも小学校高学年か、国語で「最後の授業」という話を習った記憶があります。 フランスのドイツ国境に近いアルザスという地方の学校で、「最後の授業」が行われる。翌日からドイツ領になり、ドイツ語が学校で学習するようになる。たぶん戦争かなにかでフランスが負けてしまったから?その頃はそう思ったか教えられました。普仏戦争って言われても当時は・・・ 特に何も考えずに、母国語に誇りを持つ「国語愛国主義」的にすんなりと受け取った記憶がある。 しかしこの「最後の授業」、いろいろと問題がありました。 フランスのアルフォンス・ドーデという作家の短編。日本の幕末から明治初期に活躍した作家で『風…