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臣籍降下

(一般)
しんせきこうか

皇族がその身分を離籍し、姓を与えられ臣下に降格する事。
平安時代に慣例化した。源氏や平家が代表例。律令制が皇親政治を基本としていた経緯から親王には式部卿、大宰帥といった専用ポストが用意されていたのだが、孫の代になるとそれがなくなるため*13〜4世孫の間に親戚降下することが多かった。
江戸時代頃になると皇位継承とは無関係の皇族は皆出家する慣例となり、ほとんど行われなくなったが、明治以降、皇族が出家する慣例がなくなり、皇族の次男以下臣籍降下する者が現れた。
(栗田侯爵、音羽侯爵、龍田侯爵、葛城侯爵、筑波侯爵、鹿島伯爵等)
終戦後、直宮を除く皇族がすべて臣籍降下した。
(伏見宮、山階宮、賀陽宮梨本宮、北白川宮、東伏見宮、久邇宮、朝香宮、東久邇宮、竹田宮、閑院宮)

*1:実は親王を除く諸王にも多少は優遇措置があったのだが、そちらは無効になっていった。

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