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膨張主義

(一般)
ぼうちょうしゅぎ

自国の領土もしくは勢力圏を拡大しようとする思想。国益の拡大を目指すだけでは単なるリアリズムに過ぎないので、何らかの対外進出の性向が前提となる。

アメリカ的なマニフェスト・デスティニーに基づくものであるか否かはさして重要ではない。

概説

この考え方自体はたぶん人類がアフリカの原野で生活していた頃にすでに芽生えていたと思われるが、主に帝国主義の時代以降に用いることが多い。それ以前の、例えばルイ14世が自然国境という単語を連呼していた時代に使っても間違いというわけではないが。
意味合いとしては似ているにせよ、「帝国主義」という単語は余分な色が付きすぎている面があるので、対外的な活動を説明する場合には、この単語を使う方が中身が分かりやすいとは言える。


何にせよ資本はさらなる投資先を求めるし、成長期の資本主義は原料と労働力と市場を無限に要求し続けるものと相場が決まっているので、それらが国内になければ海外に求めるしかない*1
また、地政学的な要求、海へのアクセスとか安全保障上の緩衝地帯の確保であるとかも(本人からすれば防衛的な要求なのかもしれないが)膨張主義的な行動に結びつくことが多いと言える。

*1:まあシンガポールみたいに全部自由市場経由で解決している国も多いですが

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