呑気で、安直なこと。また、そのような人やさま。
頭の中が晴れている、という比喩から。
「能天気」「能転気」とも。「脳天気」の表記を広めたのは平井和正と言われる。
「能天気といふ者、夜々に出て群り、大口をきひて喧嘩を起し亦はやり哥をうたふて…」(『魂胆惣勘定」宝暦四年)1754年
「面打の瞳を入れる能天気」(『不断ざくら」明和四年)1767年
「闇もよしおもひの儘ののふてんき」(『豆鉄砲」明和四年)1767年
「声色で高座を叩くのふてんき」(『誹風柳多留」六二・34、文化九年)1812年
「花のころやみ雲の出るのふ天気」(『誹風柳多留」九三・7、文政十年)1827年
参考
http://homepage2.nifty.com/yama-a/essay0308b.htm