言わずと知れた大人気作品『進撃の巨人』に触れないオタク人生を過ごしてきた。理由は簡単、巨人たちのビジュアルやクセの強い画風を見て、なんとなく「自分には合わないだろう」と思っていたからだ。 今振り返ると、そんな自分の先入観と偏見に「馬鹿だなぁ」と思ってしまう反面、そうしてこの作品を遠ざけていたおかげで「ほぼ間を置かずに、事前知識もなく『進撃の巨人』マラソンができている」と思うとほんの少しだけ感謝もある。こんな作品を1週間、1ヶ月、半年に数年と待たされようものなら、自分のような脆弱なオタクは気が狂ってしまったに違いない。 ……なので、本来ならこうして自分の感想を記事に留める時間さえ惜しいのだけれど…