もののけ姫の歌詞が頭から離れない。ふとした拍子にあの歌詞を思い出す。取り憑かれているかのように、何度も何度もその意味内容を反芻する。最近、ようやくその歌詞の中に圧縮された意味内容を十全に掴むことが出来た。それをこれから書く。あらかじめ断っておくと、以下解釈は監督及び作詞者である宮崎駿の意図するところとは異なる*1。一般に、解釈は必ずしも作者の意図と一致している必要はない。より説得的であるならば、作者の意図とは異なるものであっても良いという考えの下、本文を書く。 まず下記に歌詞全文を記載する。 はりつめた弓のふるえる弦よ 月の光にざわめくおまえの心 とぎすまされた刃の美しい そのきっさきによく似…