スウェーデン発、警察小説の金字塔とよばれる「刑事マルティン・ベック」。 昨年鑑賞した映画が面白かったので、原作小説を読んでみようとシリーズを順番に追っていますが、今回は3作目。 刑事マルティン・ベック バルコニーの男 (角川文庫) 作者:マイ・シューヴァル,ペール・ヴァールー,柳沢 由実子 KADOKAWA Amazon ストックホルムの公園で発見された女児の死体。 その僅か2日後には別の少女の遺体が発見され市民は戦慄。 捜査に乗り出すベックだったが、犯人を目撃していたのは強盗犯と3歳の男の子だった… 獲物を探すように早朝から往来をじっと見続けるバルコニーの男。〝犯人視点〟の大胆なオープニング…