立法院とは、中華民国(台湾)における立法府の名称。
中華民国の建国者である孫文の五権分立理論に基づいて、行政院、司法院、考試院、監察院とともに成立した一院制の立法機関。立法院に所属する議員を立法委員という。
中華民国には元来、正副総統の任免権、憲法改正権を有する最高機関「国民大会」が存在したが、2005年に廃止されたため、立法院が名実ともに唯一の最高立法機関となった。
また、1991年以前は中国大陸で選出された議員が大半を占めていたが、1992年以降は、小選挙区比例代表並立制により、台湾の有権者によって選出された議員だけで構成、改選されており、実質的に台湾の最高立法機関となっている。
2月から5月まで、9月から12月までの二会期制を採用している。現在、議員定数113、任期4年。