「ラ・カリファ」(原題:La califfa、1970、イタリア/フランス)を見る。アルベルト・ベヴィラクア監督による社会派ドラマ。今回、”埋もれた”名作と言われながら未公開だった映画が、50数年の時を経て日本初公開。 都内では新宿武蔵野館で「エンニオ・モリコーネ特集」として「死刑台のメロディ」と「ラ・カリファ」の2作品が特別上映された。一律1,600円(1本)。客層は往年のロミー・ファンか、シニア層が多かった。 ロミー・シュナイダーが最も美しく輝いていた時の作品で、パワフルで体当たり演技を見せているのが見どころ。体当たり演技というのは脱ぎっぷりがいいということ。敵対する工場長と凛々しいロミー…