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石田散薬

(一般)
いしださんやく

土方歳三の生家、土方家に伝来の薬。
石田村(現在の東京都日野市石田)近辺の浅川の河原に生える牛額草(ミゾソバ)が原料。
土用の丑の日に刈り取ったものを天日で乾燥させ、黒焼きにするなどした後、煎じた物。熱燗にした日本酒で服する。
効能は、曰く「骨つぎ、打ち身、挫き、筋つれ、腕腰痛(明治時代の宣伝用資料より)」の他、切り傷にも効果があると謳われている(鎮痛効果があるということか)。
土方歳三も浪士組として京に上る以前の一時期、剣術の稽古の合間に行商としてこの薬を売り歩いていた。
また、京都においても新選組の常備薬だったといわれている。
明治に入ってからも製造販売は続けられていたが、大東亜戦争後の薬事法改正による成分分析を行ったところ、「無効・無害」との検査結果が出たことから、製造は中止された。

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