図書館史家。(1925年9月20日-2009年5月) 神奈川県横須賀市生まれ。慶應義塾大学卒。1952年文部省図書館職員養成所卒、日本図書館協会勤務、1954年神奈川県立図書館勤務、1959年神奈川県立川崎図書館勤務、1975年東洋大学社会学部教授、96年定年退任、名誉教授。『現代の図書館』編集委員。
ちょうど半年前に,福島県会津若松市に調剤薬局が図書館を併設してリニューアルオープンしたことを知った。木材を多く使った建物で,2階に図書館と料理教室などをするキッチンがある。図書館はまだ数100冊ほどだが,ゆくゆくは2000冊を超える図書を目指すという。 図書館併設の薬局は珍しい。地域に根ざす薬局グループの挑戦が始まっている。 地元の福島テレビのニュースがYouTubeにあった(2023年7月18日)。 -関連エントリー--可児市立図書館分館「カニミライブ図書館」→https://akamac.hatenablog.com/entry/2024/01/12/174521--立野井一恵著『日本の最…
「無印良品 ヨシヅヤ可児」がオープンし,店舗内に可児市立図書館の分館である「カニミライブ図書館」が開設された(2023年11月23日)。無印良品は,「無印良品初となる店内に図書館がある店舗 岐阜県最大規模の店舗」と大々的に宣伝していた(無印良品→https://www.ryohin-keikaku.jp/news/2023_1113_01.html)。 マスコミではオープンを報じていたが,その後の図書館の利用状況や市民の反応などについてはあまり伝わっていない。そんなおり,当初から無印良品が図書館を開設することにたいして問題提起をしていた,日向咲嗣「「無印良品」図書館,可児市の選定過程に不可解な…
書誌情報:エクスナレッジ,153頁,本体価格1,800円,2023年10月3日発行日本の最も美しい図書館 改訂版作者:立野井 一恵エクスナレッジAmazon大学や公共の美しい図書館を眺めて楽しめる。新しい設計の図書館もあれば,古い建築を活かしたもの,廃校となった校舎のリノベもある。自分の住んでいる図書館,日頃使っている図書館の検証にも役に立つ。 武蔵野市立ひと・まち・情報 創造館武蔵野プレイス「縦横無尽に「ルーム」が溶け合う心地よい居場所」 多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)「アーチ曲線が連続するアートのような図書館」 成蹊大学情報図書館「球形のプラネットが宙に浮かぶ未来派ライブラリー」 …
設題 日本または西洋のどちらかを選び、それぞれの時代(古代、中世、近世、近代以降)の図書館発展の特徴をコンパクトに要約し、かつ私見(400字程度のまとめ)を述べてください。 解答 1行 1 はじめに 2行 日本の図書館史について、図書館発展の特徴を古代、中世、近世、近世以降にわけて以下に記載する。 3行 4行 2 古代 5行 わが国への漢字と書物の伝来は4、5世紀ころで、情報伝達媒体である紙や墨、さらに仏教などもこのころ伝 6行 来した。仏教や儒教の伝来は、仏典や漢籍をわが国にもたらし、それらを保管する入れ物である経蔵や文庫の発 7行 生を促すことになった。書写された仏典や文献は、仏教の精髄を…
■PayPay、ポイント事業に本格参入 既存4陣営はどう迎え撃つか:日経クロストレンド https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00628/00067/ ■楽天スーパーLが来季消滅 日本女子プロにはソニーが特別協賛 https://news.yahoo.co.jp/articles/b57a34eab0d34ffb9acb77a3eebf21ef30775722 ■国内(証券単体)最多!楽天証券、証券総合口座数1,000万口座達成のお知らせ https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2023/1205_01.ht…
富津市立図書館がイオンモール富津(3階)内に開館したのは2023年4月1日のことだ(→https://www.city.futtsu.lg.jp/0000006790.html)。株式会社図書館流通センター(TRC)が指定管理者で,「気軽に立ち寄れる,出会い・学び・憩いの場としての図書館」を謳っている。市民が買い物などによく行くショッピングセンターなどに図書館があるのは悪いことではない。というのも,既存の多くの公共図書館は依然として貸すから借りに来いの立地やサービスのところが多いからだ。 すでにつがる市立図書館(→http://tsugaru-city-lib.sakura.ne.jp)もイオ…
深沢秋男のサイトとして「近世初期文芸研究会」閉鎖後は「老人雑録」改題「深沢秋男雑録」と「深沢秋男の窓」がある旨を書いたのだが、「近世初期文芸研究会」と並行する時期にもブログ JUGEM「傀儡子の日記」と、はてなダイアリー「fuakiの日記」に同日付で同内容の記事を投稿していて、2015年8月30日「感謝、さようなら」という記事を最後に投稿を終了している。しかし生来の筆まめな性格から、ブログの世界とは縁が切れなかったようだ。後者もはてなダイアリーに終了時にきっちり移行してHatena Blog「fuakiの日記」として閲覧出来るようになっている。 この「fuakiの日記」に、鹿島則泰のことを何度…
さて、赤堀氏の伝記的な研究としては4月20日付(30)に列挙したブログ記事のうち【⑨書物蔵】が引用する石井敦 編著『簡約日本図書館先賢事典(未定稿)』の「赤堀又次郎」項が簡略ながら先駆的なもので、次いで2011年にブログ記事【⑦書物蔵】2011-06-30「赤堀又次郎 1866-1943?について」があり、これと先述【⑨書物蔵】2011-07-04「げげげ、げげーっち(×o×) 赤堀又次郎の正体」を受けての『書物通の書物随筆』第一巻『赤堀又次郎『読史随筆』』佐藤哲彦「解題」の「赤堀又次郎について」が、8月下旬刊だから短い調査期間ながらさらに進展させている。その後10年近く何の成果もなかったが2…
・『書物通の書物随筆』第一巻『赤堀又次郎『読史随筆』』(6) 昨日の続き。――佐藤氏の「解題」は続いて、15行め~ⅲ頁2行め、 ‥‥。それでも明治三十五年頃は「 (陸軍)中央幼年学校教授、東京帝国大学文科大学講師」の肩書/きがあり(『日本紳士録』第八版)、早稲田大学書記の講師などを務めている。これらが現在の専任職に該当するのか不/明であるが、陸軍中央幼年学校の「明治三十六年度後期教授部授業日課表」(国立公文書館アジア歴史資料センター レ/ファレンスコードC10071645900)では、国語を教えていたことが解る。しかし、赤堀は明治三十九年九月に同職を「不適/任」に付き休職となる(国立公文書館蔵…
昨日の続き。 ・『書物通の書物随筆』第一巻『赤堀又次郎『読史随筆』』(5) 佐藤哲彦「解題」の「赤堀又次郎について」は、続いてⅱ頁5~15行め、古典講習科について説明する。これは石井敦 編著『簡約日本図書館先賢事典(未定稿)』の「赤堀又次郎」項に拠って知った訳である。その辺りは当ブログでは繰り返しになるから、ここでは佐藤氏が追加した後半(9~15行め)を抜いて置こう。 ‥‥。赤堀と同期の和田英松は、雑誌『国語と国文学』の第十一巻第八号(昭和九年)の「古典講習科時代」/のなかで、赤堀のことを成績優秀者として挙げ、「赤堀君は、たしか、神宮教院でしたか、伊勢の方の学校で、修学し/て来た人ですから、も…