前半、けっこう寝てしまった。 つまらない訳ではなく、心地よい。 一瞬たりとも目が離せない、緊張が続く映画とは違い、寝ても許してくれそうな感じがした。 もと映画監督の作家は、ある映画の撮影中に失踪し、今も行方のわからない俳優を探すため、テレビ番組にでる。俳優の娘や映画仲間に会い、さまざまなことを話す。やがて、いなくなった俳優に似た人がいると情報がよせられるが。 作中作の映画の質感、なんとはないカフェでの会話、主人公が犬と暮らす海辺のトレーラーハウス、部屋に差す光。 人生の時間は豊かに流れていく。 せかせかした気持ちとは対極にあるような、時間の豊かさ、映画への信頼がつまった映画だと思った。 gag…