柴田錬三郎の小説「眠狂四郎」シリーズの主人公である剣客。
1956年5月から『週刊新潮』に連載された「眠狂四郎無頼控」で初登場した。転び伴天連(バテレン)と日本女性の間に生まれたニヒルな異相の浪人としてえがかれ,秘剣円月殺法をふるって活躍する。作品は昭和31年から「週刊新潮」に連載。
昨夜は、地元のコミュニティ「こすぎの大学」の日。「税」がテーマのややお堅い内容だったが、フタを開けてみたら、参加者からは議論百出。改めて「税」は大事にテーマだと感じた次第。 で、懇親会へと向かい、気がついたら午前様でタクシーの中。なので今日はほとんど使いものにならず、読書会へ行く電車の中で参考文献を読んでいた。 いや、読んでいたのかも怪しい。 三島由紀夫読書会 三島由紀夫の「豊饒の海」シリーズを1年間かけて読んでいくという読書会がスタート。場所は赤坂。千代田線の赤坂駅を出ると、ハリー・ポッターがお出迎えしてくれたのだった。ここもまたインバウンド消費で賑わっていた。 三島由紀夫読書会はこちらで。…
いきなり気温上昇の朝。 午前中は、頼まれ仕事で原稿書きをしていた。取材してからほぼ1ヶ月もほったらかしにしたままになっていて、さすがにマズいので、この土日でドラフトだけは仕上げようかとパソコンに向かっていた。まったく計画性がない。昼メシは、近所の気になる町中華へ息子とでかける。それにしても初夏と見紛う陽気。 店に入ってオススメの紅生姜チャーハンを頼んだが、これが大正解。美味しかったです。息子はラーメン。さっぱりとした醤油味。帰宅してから少しだけ横になって、来週末の慶應通信の科目試験勉強にようやく着手する。 まずは過去問を拾っていくのだが、当たり前だがひとつとして同じ課題はなく、傾向らしきものも…
📔小説『しろがねの葉』は久々の時代小説でした。 中学の時にコバルト文庫で本を読む楽しさを知り、その次に 🔖星新一さん その次は遠藤周作さんの 🔖『ぐうたらシリーズ』にハマりました。 ここまでは普通の流れだと思いますが、その次にハマったのが🔖柴田錬三郎さんってのは、ちょっと渋好みだったかも😅 遠藤周作さんの『ぐうたらシリーズ』にはいろんな作家さんが登場しますが、なぜか柴田錬三郎氏に興味を持ちちょっと読んでみよう・・・と手に取った📔眠狂四郎シリーズで初めて時代小説にハマりました 当時は中3で、チェッカーズの話をする友達はいても🌙ニヒルでかっこいいお侍様のことを話せる友達はおらず。 また、眠狂四郎シ…
さっそく一週間ほどすっ飛ばしてしまった。 日曜日の朝。現在、薄曇りから晴れてくる。野鳥元気。 人様の日記を読むのは面白いのだが、自分の日記は、何かを摂取した記録と反応をなんとなしに書いているようなものだから、読書か映像かラクガキか、散財か…食事のメモ程度にしかならないということに気づく。 三ヶ月も続ければぼんやり形は定まるのだろうか。 朝、ロールぱんにチーズクリームと昨夜の残りのスモークサーモン。梨。蜂蜜入れたヨーグルト。生姜紅茶を飲んだ後で、コーヒー飲みつつ読書メモ入力中。 * 「眠狂四郎無頼控(一)〜(六) 柴田錬三郎」新潮文庫 映画やドラマではお馴染み。読んだのは初めて。 私のイメージは…
悪友のひとりに、Mという男がいる。彼は地方の進学公立高校出身で、父上が地方公務員をしているひとりっ子であった。素直に育っているし、頭も悪くない。 ただ、ひとりっ子ゆえの特徴として、あまり競争心がなく、マイペースに淡々と自分のなすべきことをするというタイプであった。 大学4年間の生活費は、自分で家庭教師などの軽いアルバイトでかせぎながら、学業にはげんでいる。 彼自身はいつも、 「俺は、ニヒリストだから。小さいことにはこだわらず、いつも冷徹な精神をもってすごしている」というのが、口癖であった。 いわば、当時はやった「眠狂四郎」(「柴田錬三郎」作)の心境だそうである。 あるとき、みんなと学食で昼食を…
「神が人を作ったのではない。神こそ人によって作られたのだ!」(映画より)日本×オランダバテレンの混血剣士の苦悩と活躍 今朝の1日1映画は『眠狂四郎無頼控 魔性の肌』(1967年 日本)を鑑賞。 ある夜、狂四郎(市川雷蔵)は、武家屋敷の前で美しい娘(鰐淵晴子)に呼びとめられ、父の頼みを聞いてほしいと懇願される。 娘の父、闕所物奉行の朝比奈修理亮(金子信雄)は、切支丹の秘宝を京へ運ぶ命を受けたが、隠れ切支丹の黒指党が、秘宝を狙っているので狂四郎に護衛してほしいというのだ。 その場は断った狂四郎だったが、後日、依頼を引き受ける。 報酬は娘・ちさの操という条件で…。 柴田錬三郎の剣豪小説シリーズを映画…
田村正和さんは、1972年~73年に放送されたテレビ時代劇「眠狂四郎」(全26話)に主演しています。正和版「眠狂四郎」は剣の腕と類まれな美貌を用いて悪を懲らしめるといく勧善懲悪の時代劇。これが人気を博し、正和さんの代表作となりました。眠狂四郎 コレクターズDVD <HDリマスター版>田村正和Amazonそれから、およそ半世紀後の2018年に「田村正和×眠狂四郎」が復活し、シリーズ総決算として本作『眠狂四郎 The Final』が放送されました。当時「いまからやるんかい」と思った記憶があります。柴田錬三郎原作の豪剣小説の主人公「眠狂四郎」は、やはり壮年の剣士というイメージ。さすがに本作の狂四郎は…
田村正和さんが他界されました。 眠狂四郎という役があり、もとは小説中の主人公なんだけど、何度も映像化され、何人かの人が主演している。主演はいずれも美中年。市川雷蔵、片岡孝夫、田村正和の主演は知ってる(ほかにもあるかも?)。 原作者的には田村正和が最も適した主演俳優だったそうで、そのことを知ったときは「ふーん市川雷蔵いいと思うけどな虚無的で」と思ったんだけど、たしかに田村正和が演じるとほかの人と違うものが乗っかる。少しアナキズムを感じる(赤みはない)。 田村正和って、何をしてもすーっと話が進んで、それ自体すごいことだと思うんだけど(いきなり海から上がってきたりね。あんな脚本渡されてどう解釈するの…
出典:上、デイリースポーツHP、下、日刊ゲンダイHP ネットでのニュースを今見て、かなり驚いてしまったニュース。かなり大好きだった 田村正和氏が心不全で病院で亡くなったニュース。なんでしょう、完全に気落ちして しまってます。自分にとっては永遠に2枚目俳優さん。雰囲気からして、かなり大好き でした。77歳、まだまだ若い。いずれ、いつかは人間は死ぬとしてまだ若過ぎです。 なんかこれを書いていたら、泣けてきました。多分、自分も変わった人間なので先輩 として、かなり共感していた部分があったのだと今、気付きました。寂しいですね、 それもかなり。 男優さんには美男子さんは、かなりいますが、田村さんだけは別…
新文芸坐の松方弘樹追悼企画《「無冠の男 松方弘樹伝」刊行記念 追悼 松方弘樹 演じた! 作った! 撮った! 映画をこよなく愛した最後のスター》で、『眠狂四郎 卍斬り』(1969年、監督:池広一夫)を鑑賞。大映映画。眠狂四郎 卍斬り [DVD]松方弘樹Amazon市川雷蔵の当たり役・眠狂四郎を東映からレンタル移籍した松方弘樹が継いだシリーズ第2作。岸和田藩と薩摩藩の争いに巻き込まれる狂四郎が描かれる。第1作「〜円月殺法」は陰翳のある大映らしい映像だったが、本作は一転して劇画調の演出となり好対照をみせる。殺陣で手足が飛ぶような派手な演出は、後の若山富三郎版「子連れ狼」シリーズを彷彿とさせて個人的に…
およそヒトを寄せ付けないねこさんの驚異的な身体能力と狩りの特性の裏をかいた、 「真剣白刃取り、できるかな?」 「円月殺法二刀流!」 という2つの剣の奥義の前に、しばらく苦戦を強いられ、いらだちを隠せなかったたねこさん・・ あるとき、意を決したねこさんは、めったやたらと爪を振り回し、牙をむくという連続無差別攻撃で、ついにねこじゃらしを奪い取ってしまいました。 1点に狙いを定めて獲物を仕留めるハンターのプライドをかなぐり捨て、ひたすらに引っ掻き、咬みまくるという物量攻撃に、あえなく刀折れ矢尽きるとは・・。 眠狂四郎も、宮本武蔵も、機関銃にはかなわんということか・・。 ねこさんめ~。 はっと気づいた…
野生のハンターとして恐るべき身体能力を持つねこさんに、ヒトとしてどのように対抗するべきか、第2弾。 ふかふかラグでゴロンと横になったねこさんに対し、2本のねこじゃらしが部分的に交差するようにゆっくり円を描いていく。 動画が止まって見えるという恐るべき動体視力を持つねこさんですが、実は普通の視力は弱く(およそ0.1~0.2とか)、遅い動きへの反応はさほどでもない。 さらに、1点に絞って待ち伏せするハンターの技を封じるべく、2つの円を交差させる動きにより、的を絞らせない。 名付けて、 「円月殺法二刀流!」 眠狂四郎の円月殺法と、宮本武蔵の二刀流を掛け合わせた究極の剣術の前に、「ねこさん、敗れたり!…
桜さん、今年も咲いてくれてありがとうございます☆ ※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています きっかけ 時代小説が好きで、よく読むようになりました。 かといって、むかしから読んでいたわけではないのです。 思い返せば、2011年の東日本大震災のあとからでしょうか。 この記事を読んでくださっている方もそうだったでしょうが、あのような体験は人生で初めてで、とても怖かったですし、常に心がどこか緊張した毎日を過ごしていました。 特に東日本で不安定だった食料や日用品の供給が、その後だんだんと落ち着いてきた頃。 しばらく遠のいていた地元の本屋さんに、ある日自然と足が向いていました。 行ってみると すこ…
今村翔吾『戦国武将を推理する』(NK出版新書)を読了。1984年生まれの若い直木賞作家のエッセイ本。歴史小説に立ち向かう姿勢、考え方を追った。 人物研究は自分だけのプロファイルをつくることでいいというメッセージである。人物像は真実であるかどうかは、もともと不明であり、それを推理する権利があるということだ。 この作家が人物を選ぶ場合には、現代のテーマと絡めて選択している。つまり、歴史小説は、現代を描く小説なのだ。 戦国武将を推理する (NHK出版新書 717) 作者:今村 翔吾 NHK出版 Amazon 以下、戦国の三傑の見方。 織田信長:アップル創業者のスティーブ・ジョブス、大谷翔平に匹敵。織…
光る君へ 「源氏物語」との接点 古文の授業 現代語訳 あさきゆめみし 日出処の天子 映画「新源氏物語」 大映 「デューン/砂の惑星」との類似点 源氏物語は平安時代の週間文春!? 光る君へ 前回は、NHKの大河ドラマ「光る君へ」に関連して「源氏物語」について書くつもりが、高校の古文の授業から展開して ”イントロクイズ” で終わってしまいました。 hanspotter.hatenablog.com 今回も似たような流れになるような予感が…。 「源氏物語」との接点 古文の授業 大部分の方は、「源氏物語」との接点は古文の教科書や参考書だと思いますが如何でしょうか。 古語辞典と参考書 現代語訳 古文の教…
2012年9月15日 映画天地明察 2014年7月5日 映画イルカ少女ダ、私ハ 2015年2月7日 映画マンゴーと赤い車椅子 2015年2月28日 映画幕が上がる 2015年5月16日 映画明烏 2015年5月27日 ドラマ警視庁捜査一課9係 season10 第5話 2015年6月16日〜8月25日 ドラマ10 美女と男子 第10-最終話 2015年7月18日〜8月1日 連続ドラマW煙霞 〜Gold Rush〜 第1-3話 2015年7月31日 映画星を継ぐ者/Inherit The Stars 2015年8月13日 第2回ドラマ甲子園大賞なんでやねん受験生 2016年2月6日〜4月2日 連…
二十二 道場は活気づいていた。百人を二組に分けて、一日置きに五十人ずつが道場に稽古に来ていた。 選抜試験をしたためか、緊張感があった。 彼らは素振りの練習をしていた。場所がないため、同じ位置にいての打ち下ろしだった。 僕は、一度、練習を止めさせて、彼らに壁際に寄るように言った。 僕は中央に立ち、僕が知っている素振りの方法をやって見せた。それは、早素振りをして、前後に動き、木刀を振り下ろした時に少しずつ前進する方法だった。それで端から端まで行くと、また元の位置に戻り、素振りをして見せた。 この方法だと、全員一度にはできないので、順番にしていくしかない。僕は一列に五人並べて、十列作り、最初の列が中…
全4項目 ●代表作 ●「ホイチョイ的映画生活〜この一本」より16本 ●「BRUTUS(ブルータス)」1993年1月1日号「マイ・カルトムービー101」より1本 ●世界文化社「こんなビデオが面白い 洋画編」より3本 「用心棒(黒澤明)」より 全4項目 ●代表作 漫画「沈黙の艦隊」、 「ジパング」、 「空母いぶき」等 漫画家として活躍する かわぐちかいじ が影響を受けた・好きな映画。 ●「ホイチョイ的映画生活〜この一本」より16本 ※馬場康夫との対談 ・「【大映映画】漫画『沈黙の艦隊』作者・かわぐちかいじが語る"大映時代劇映画"の魅力とは」より14本 | ・「沈黙の艦隊」講談社(モーニングKC)単…
www.twellv.co.jp「座頭市」シリーズの第10弾となる作品。監督は『幽霊小判』(1960)、『眠狂四郎多情剣』(1966)などの井上昭。 盲目の居合斬りの達人である座頭市が、旧師の彦の市とその娘のお小夜の窮地を知り戦いに挑む姿が描かれます。 座頭市が自身の怒りを敵にぶつける内容が見どころ。子供との交流や博打、曲斬りなどのシリーズおなじみの要素も満載です。 主演の勝新太郎を初め、流れ者の壺振り師役に三木のり平、敵方の用心棒役に加藤武と豪華俳優陣が集っているのも見どころの1つとなっています。放送情報座頭市二段斬り BS222 トゥエルビ 2024/3/5(火) 20:00-21:45作…
www.twellv.co.jp「座頭市」シリーズの第9弾となる作品。監督はシリーズ5作目『座頭市喧嘩旅』(1963)、『眠狂四郎円月斬り』(1964)などの安田公義。 故郷の笠間を訪れた座頭市が、町の人々を苦しめる、やくざの親分・甚兵衛と悪代官の加島を成敗するために動く姿が描かれます。 盲目の居合い斬りの達人・座頭市が故郷の町を救うのが見どころ。悪党とそれに苦しめられる民、それを助ける主人公という分かりやすい構図は、市の活躍をシンプルに堪能させてくれます。 主演の勝新太郎はもちろん、ヒロイン役の高田美和、用心棒として市と戦う平幹二朗らの活躍にも注目です。放送情報座頭市関所破り BS222 ト…
かねてからずっと気になっているものに自分の「ルーツ」があります。 先日久しぶりに「ルーツ」を見てますますその思いが募ります。 一番気になるポイントは父方の先祖に白系ロシア人がいるらしいということです。 しかし、この件については不明な点が多すぎて辿るに辿れないのが現状で、 だからこそかなりロマンを感じちゃうわけです。 祖母とその妹がその白系ロシア人女性のことを話しているのを聞いたわけですが、 私が聞いているのを見つけると二人は口をつぐみました。 教えて教えてと言っても「混血は恥ずかしいから」と言うばかり。 二人とももう故人なので知る由がありません。 時代的なこともよく分かりません。 祖母やその妹…
www.twellv.co.jp「座頭市」シリーズの第7弾となる作品。監督は『眠狂四郎女妖剣』(1964)、『座頭市千両首』(1964)などの池広一夫。 恩人を追って鰍沢の地を訪れた座頭市が、富士川を挟み勢力争いを繰り広げる津向と竹屋の戦いに巻き込まれていく姿が描かれます。 時代劇の醍醐味とも言える殺陣シーンが見どころ。中でも敵陣で繰り広げられるゲリラ戦は見応えありです。 主演は勝新太郎。圧巻の居合いで殺陣シーンを盛り上げると同時に、より深彫りされた座頭市のキャラクターを魅力的に演じてもいます。放送情報座頭市あばれ凧 BS222 トゥエルビ 2024/2/13(火) 20:00-21:45作品…
◎新作ロードショー ローリング・ガール 《2月2日(金)から 東京 シネマート新宿ほかで公開》 韓国料理・キンパの店を任された女性が、様々な客との出会いを通して成長する。(2023年 韓国 監督/クァク・ミンスン) フジヤマコットントン 《2月10日(土)から 東京 ポレポレ東中野ほかで公開》 山梨県の障害福祉サービス事業所「みらいファーム」の日常を記録。農作物や花を育てたり、綿花を栽培し、糸にして織物にする日々。(2023年 日本 監督/青柳拓) Floating Holidays 《2月16日(金)から 東京 キネカ大森ほかで公開》 産業医から適応障害と診断され、療養生活を送る女性。弟との…