1961年生まれのミステリ作家。東京都出身。元アニメーションディレクター。
1991年『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。 1996年『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞(織田裕二主演で映画化) 1997年『奪取』で日本推理作家協会賞と山本周五郎賞を受賞。 2007年「ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い」の脚本を担当。
ホワイトアウト(2000 映画)/繋がれた明日(2006 NHK)
封切り三日目。 席数226の【SCREEN5】の入りは四割ほど。 「おまえの罪を自白しろ」と言われたとき、自分ならどう答えるだろう。 極めて難しい問題なのは、罪の意識は人それぞれで濃淡あり。例えば「いじめ」の常習者が、そのことを罪に感じているかは問題の一つ。自覚がなければ、告白もないわけで。 懺悔や告解を日常的に行うキリスト教圏では異なるかもだが、そうした風習があまりない本邦では極めて難しいかも。 ところが本作の主要な登場人物たちは、同じように迫られた時に身に覚えが。 政治家としての権勢を利用し知己への利益供与のために立ち回った過去、またはこれからしようと企んでいることに思い至る。 自分への利…
こんにちは、本好きの皆さん!今日は、真保裕一さんの最新作「おまえの罪を自白しろ」についてレビューしたいと思います。 この小説は、ある殺人事件をめぐって、犯人と被害者の家族が対峙するという衝撃的なストーリーです。犯人はなぜ殺したのか?被害者の家族はどうやって許すことができるのか?そして、真相は一体何なのか?読者は、登場人物たちの心理描写や会話のやりとりに引き込まれていきます。 この小説の特徴は、犯人と被害者の家族が直接対話するという点です。通常ならば、警察や裁判所を通して話すことになるでしょうが、この小説では、犯人が自分から被害者の家族に連絡を取り、自分の罪を自白しようとします。しかし、それは本…
オリンピックへ行こう! (講談社文庫) 作者:真保 裕一 講談社 Amazon この著者で遊園地にローカル線でデパートへ「行こう!」シリーズというのがあるのだそうだ。 オリンピックは行こうと思っていけるものじゃない。でも絶対行くぞと思わなくては到底行けない。 ここに出てくる人たちはちょっと届かないんじゃないかと思われる中あがいている人。 3話目に至ってはそのとば口にすら立っていない。
おはようございます。 こんにちわ。 お疲れ様です。 アオシュウです(@aoshudesu) 「こちら横浜市港湾局みなと振興課です」を読み終えたのでレビューブログ書いていきます。 本屋でタイトルに惹かれて購入しました。 ふざけた名前(ディスではない)と中身のミステリーのギャップが非常に良かったです。 読んで字のごとく、やはり神奈川県民にはぜひ読んで頂きたい一冊です。 以下内容詳細です ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 目次 あらすじ レビュー 最後に ☆こちら横浜市港湾局みなと振興課です 著者:真保裕一 こちら横浜市港湾局みなと振興課です (文春文庫 し 35-9) Amazon こちら横浜市港湾局…
一人のカメラマンが主人公の小説です。5つの短編から構成されていますが、変わっているのが、5章からはじまり1章で終わることです。そして5章が50歳、4章が42歳、3章が37歳、2章が31歳、1章が22歳と、年齢がさかのぼっていくところが面白いところです。読者は、5章で、この主人公の男性が、ある程度のステータスを得て、アート性のある写真よりも、商業的なことを考えて写真を撮っていることを知ります。ある日、若い頃に写真を撮って貰ったという女性から、もう一度写真を撮って貰いたいという依頼を受け、それがきっかけで、若い頃の情熱がよみがえってきます。そして、4章、3章とさかのぼっていくと、いつ頃から、商業的…
読書の秋におすすめの推理小説・ミステリ小説 2020年の「読書の秋におすすめの本特集」は、読書量アンケートの結果を元に第6回と第7回で小説を紹介させていただきます。第6回は、ステイホーム期間に謎解きにハマる方が多かった「推理小説・ミステリ小説」を紹介させていただきますね。 読書の秋におすすめの推理小説・ミステリ小説 おすすめの推理小説・ミステリ小説4冊 『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 『青空の卵』坂木司 『犯人のいない殺人の夜』東野圭吾 『ダーク・ブルー』真保裕一 この秋は「伊坂ワールド」に触れてみては? 読書の秋におすすめの本2020 季節の本のまとめはこちら おすすめの推理小説・ミステリ小説4…
『おまえの罪を自白しろ』 著者 ;真保裕一 発行日 ;2022年5月10日 第1刷 2023年9月5日 第5刷 ページ数;372ページ 読了日;2023年9月28日 【評価】 ● 文字数 ★★☆☆☆ ● 読みやすさ★★★★☆ ● スリルさ ★★★★★ ● 恋愛要素 ☆☆☆☆☆ ● スピード感★★★★★ 【あらすじ】 ※ネタバレなし 現役の衆議院議員である宇田清治郎の孫娘が誘拐された。宇田清治郎は建設省官僚を経て、埼玉15区選出の衆議院議員となり、現在は6期目である。宇田家は、清治郎の妻の父の代から国会議員を務めており、清治郎は婿養子となり宇田家を継いでいる。清治郎には、子供が3 人おり、長男の…
◎ ヨコハマの みなと振興課 隠された謎を 解き明かせ 「こちら横浜市港湾局みなと振興課です」真保裕一
注文していた本が徐々に集まってきています。 また桐野夏生と湊かなえかよっっって言われちゃいそうですが、安心して手を出せるというか、そんなかんじでついつい選んでしまいました。未到着なのは真保裕一さんの本かな? 真保裕一さんは「小役人シリーズ」としても有名ですけど、今注文しているのは『おまえの罪を自白しろ』。小役人どころか、政治家の話。あたしの読書が復活する前、その「第一次読書時代」のころ、真保裕一さん作品をよく読んでいました。というか文庫化された小説はほとんど読んでしまい、読みたい作品がなくなってしまったんです。それで終わってしまったんですが、それ以降に発売された、まだ読んでない真保裕一さんの作…
集英社の夏の文庫フェアの小冊子「ナツイチ2018」で紹介されていた本の一覧。 キャッチコピー(?)は「本をひらけば、夏びらき」(ナツイチの上部の言葉) 表紙のイラストはよまにゃです。かわいい。
角川文庫の夏の文庫フェアの小冊子「カドフェス2018」で紹介されていた本の一覧。 冊子表紙は「未来のミライ」。
2009年発表の本書は、真保裕一の日本人作家には珍しい軍事スリラー。作者はアニメータ出身の作家・脚本家で、ドラえもん映画の脚本も手掛ける。1991年「連鎖」で江戸川乱歩賞を受賞するなど、多彩な作品で吉川英治・山本周五郎・新田次郎賞も獲得している。本書は映画「アマルフィ女神の報酬」の脚本に携わった後、本当に書きたかったことを小説の形で発表したもの。それゆえ、映画とは結末が異なる。 黒田康作は39歳、キャリアの外交官だろうが、ただの官僚ではない。外務省入省以来、組織の暗黙のルールは無視し自分の中で描く「外交」を実践している。本書の冒頭には、外務省の闇の部分(私腹を肥やす手口や予算獲得の裏技)を告発…
昨日の『博士の愛した数式』読書会にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!まさか読書会のホワイトボードで「スクイズ」の解説をする日がくるとは(!)思いませんでしたが、小川洋子がいかに野球ファン・阪神ファンのツボを押さえた記述をしているか語れて、他にはない読書会になったのでは?と冥利に尽きる思いです。ただ、「1から100までの素数を列挙した理由」の正解発表で失笑されてしまったのは痛恨でした(笑) 次回のクイズに活かしたいと思います…。 さて次回春の良書読書会は、山田太一、真保裕一、瀬名秀明などの他候補がある中で、『冷静と情熱のあいだ』二部作を予定を繰り上げ取り上げることにしました!(調べる…
覇王の番人(上) (講談社文庫) [ 真保 裕一 ]価格: 838 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 美濃の名家で源氏の流れを汲む明智家の嫡流、明智光秀。比類なき能力の国主、斎藤道三に魅かれる が、息子義龍との戦いに敗れろと、光秀は美濃を追われ越前の朝倉義景に身を寄せた。朝倉義景の元にはもう1人、上洛を願う足利義昭を迎えていたが、義景は義昭のために出征する気持ちは ない。義昭らを接待する光秀は、家臣の細川藤孝と意気投会して、織田信長を頼るよう勧める。 光秀は朝倉家を見限り、織田信長と誼を通じる。信長に手を貸し美濃調略、そして北伊勢に侵攻するが、その際、織田兵に両親を殺害された小平太に襲われる。…
今日から、”短歌っぽい”文で、読書感想!! ◎ ファンタシア! 子供達の 夢の国 命をかけた 苦しみ・喜び ◎ ダンサーの 夢は遙かに 果てしなく 汗と涙の 着ぐるみの中 「遊園地に行こう!」真保裕一
本日は南部町営の奥山温泉で5:00に起床した。6:00から使用できる朝風呂に浸かる。pH9.0のアルカリ温泉で、肌がスベスベになったような気がする。日の出は6:55。谷の深いこの温泉にまだ日は差し込んでこないが、露天風呂のまわりが明るくなってきた。37℃のぬるいお湯の中でまどろみながらお湯を楽しむ。極楽。 清潔でなかなか快適な温泉宿だった 7:30から朝食を済ませて、7:58に行動開始。標高571mの山深い温泉の外気温は-2℃。キーンと音がしそうに冷えている。 空気がキンキンに冷えている 温泉を少し下ったキャンプ場には5、6張りのテント。焚き火の煙が漂ってくる。福士川にかかる椹(さわら)橋を渡…
こんばんは! 今日の夕焼けです 暖かいですネ!! 汗だくでブログを読んでました。 チョットお腹の調子が良くないんですネ~~😢 私も食中毒?寝ようか続けようか…迷ってますuuu~~~ 夜更かしもしてるから~~~~~寝ます(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪ でも…眠れず~~~本を読んでました。 昨日も借りてきたので目の前に5冊あります… 今日読んでたのはコレ!! ついでにブログに書いちゃいました!! 灰色の北壁 真保裕一著 3話の短編集です 黒部の羆 主人公矢上浩太は25年前自分が遭難した時の状況を思い出す。 25年前と似た状況の若者二人の救助に行く話です。 灰色の北壁 ノ…
皆が進めている本をメモ。赤字は読んだもの。 会田雄二 アーロン収容所 アガサクリスティー そして誰もいなくなった、春にして君を離れ 秋吉理香子 聖母 浅井リョウ 何者 浅田次郎 壬生義士伝 安倍公房 砂の女、箱男 有川浩 図書館戦争 綾辻行人 十字館の殺人 アンデシュハンセン スマホ脳 伊坂 砂漠、アヒルと鴨のコインロッカー、マリアビートル 井沢元彦 逆説のニッポン歴史観 乾くるみ イニシエーションラブ 歌野昌午 葉桜の季節に君を想うということ 江國香 ホリーガーデン 江戸川乱歩 人間イス 遠藤周さく 沈黙、侍 太田愛 犯罪者→幻夏→天井の葺 小川洋子 猫を抱いて象と泳ぐ、私の愛した数式 萩原…
1/4 初コーヒーです、仕方なくスタバです。 入院中から喫茶店のコーヒーがずっと飲みたくて仕方なかったがコメダ、ホシノが満員で久御山イオンのスタバにて。 ブックオフで本20%引き最終日なんで伏見に立ち寄りました。 本日買ったものは 真保裕一/天使の報酬 真保裕一/アンダルシア 今野敏/ペトロ 中山七里/おやすみラフマニノフ 辻村深月/かがみの孤城 金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 6冊 合計1056円
2023年も概ね大過なく過ごせた?ので、この一年を振り返っておくか。記録に残す内容は毎年大して変わらんが・・・ まずは・・・バイク編 R1200GSで走ったのはたったの15回(ディーラーへ行ってきたレベルの回数も含んでる)で走行距離は約2,853kmだった。 今年は(も?)夏場は暑すぎてまったく乗る気が起きなかったしなぁ~ 泊まりでのタンデムツーリングは5月下旬の滋賀北部と11月初めの南紀・高野山の日帰りでも行けそうな近場の一泊二日を2回しただけだった。 続いて真っ赤なベスパは近場の買い物やカフェばかりだったが、22回で約615km。(さすがに買い物レベルのお出かけはブログに載せていません) …
この記事は2023年10月に日本の劇場で公開された映画作品をかる~く紹介していく記事です。(私が観た作品だけ) 「2023年って、どんな映画があったっけ?」と新たな映画に出会いたい方や振り返りたい方、「あの映画、気になってるけど実際どんな感じなの?」と鑑賞の判断をつけたい方向けの記事になっています。本当に軽く紹介するだけなので、軽く流し読みする程度で読んでください。ネタバレは絶対にしません。ご安心ください。 各作品ごとに以下の項目を挙げて簡単に紹介していきます✍ 公開日(日本の劇場で公開された日) ジャンル 監督 キャスト 概要 あらすじ 感想 加えて、各作品ごとに以下の観点を⭐の数で評価して…
「行こうシリーズ」ということで2冊目を読んでみました。 思っていたよりテンポが遅くてちょっと読みにくかったですが・・・面白かった。 「デパートへ行こう」真保裕一