札幌市白石区は、北海道札幌市の行政区の一つ。
札幌市の東部に位置している。
1972年4月1日、札幌市の政令指定都市移行とともに設置され、札幌市菊水区、白石町、厚別町を区域とした。
1989年11月6日、新札幌副都心を中心とする厚別区が分区。
面積は34.47km²、人口は210,345人*1。
西の豊平川と東の厚別川にはさまれ、三角形に似た形をしている。北角は旧豊平川を境にして江別市に、北西辺は豊平川を境にして東区と中央区に、南西辺は東北通を境にして豊平区と清田区に、東辺で厚別川を境にして厚別区に接する。
区域全体が石狩平野の中にあるが、北部は地盤の悪い泥炭地が多いため市街地は南に偏っている。
白石区は、戊辰戦争に破れた旧仙台藩白石領*2の人たちが1871年9月に入植し、開拓したことから始まる。
入植者たちは、白石中央の陸橋から白石神社までを切り開き、厳寒期に半月足らずで47戸の家を建てた。
この働きに感嘆した当時の開拓使判官は、入植者たちの郷里の名をとって「白石村」と名付けた。
その後、1950年に白石村は札幌市と合併し、1972年に札幌市が政令指定都市になった時、旧白石村全域が「白石区」に。
1989年に、白石区から厚別区に分区され現在の「白石区」の区域になった。
青空をバックに白石区の木であるポプラを緑で型どり、青い空と緑に包まれる中で、親子が仲良く肩車をしている。
人情味豊かな白石区を表現したもの。
※1977年8月制定。
区の花と木が決まったのは1973年。
当時、小学生を対象に実施した人気投票で決めた。
1973年に緑豊かな、住み良い白石のまちづくりを進めようと「白石区みどりの会」が発足。
早速、区の「木」と「花」を決めてシンボルにしようと、区内の小学生を対象に募集したところ、18385票が寄せられた。
投票総数のうち多かった「ポプラ」と「バラ」がそれぞれ区の木、区の花に決定したのである。
1986年には、区の木に「ナナカマド」が追加された。