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癌の外科療法

(サイエンス)
がんのげかりょうほう

一般にいう手術療法のことで、癌治療の主力。
固形の癌を除去するために用いられる(白血病などには使えない)。
内臓に発生した癌対するもので完治を目的とした手術(根治手術)の際には、まわりの組織やリンパ節も一緒に除去する。目視できなくても癌が進行している可能性があるからである。

体を切り開かなくてもできる外科療法いろいろ

内視鏡療法

主に消化器の癌に対して用いられる。長い管状の先端にカメラがついた内視鏡を体内へ挿入して行う。患者への負担が少ない。
メリットは

  • ごく早期の癌や比較的小さな癌を切除するために
  • 患者への負担が少ないので、高齢者や手術が危険な患者などへの次善策として
  • 完治が無理な場合の延命治療(緩和手術)として

有用なこと等で、デメリットは

  • 大きく切除できないため、癌を完全に切除出来ない可能性がある
  • 出血や、穿孔可能性がある

等がある。

レーザー療法

内視鏡の先にレーザーを発射する装置をとりつけてレーザーで癌を焼き切るもの。

腫瘍焼灼法

内視鏡の先から、高出力でレーザー照射をくりかえし、癌部分を加熱することで炭化させて焼き切る方法。
デメリットは穿孔の可能性があるということ。

光線力学的治療法(PDT)

癌細胞に集まりやすい光感受性物質をあらかじめ注射しておき、低出力のレーザーで癌部分のみ選択的に焼き切る方法。
デメリットはレーザーが届かないところや、転移してしまった場合には利用できないということ。また、日航過敏症になる可能性があるということ。


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