原題も「Journal d'un cure de campagne」(田舎司祭の日記) マーティン・スコセッシの「タクシードライバー」に 影響を与えた作品として有名 ブレッソンはよくベルイマンと比較されるそうですが ベルイマンが「神とは何か」「神の不在」への思索を展開するならば ブレッソンは「神」や「信仰」より「人間の弱さ」に スポットを当てている気がします 北フランスのアンブリクールという小さな田舎町に 神学校を出て初めて司祭として赴任した若くて純真な司祭は 日記(ナレーション)という形で 村での出来事を記録として綴っていくことにします しかしインテリ風な司祭は、村民たちに受け入れられず 寄…