岡田斗司夫さんというと、ボクはオタクのデブを想像していましたが、あまりにも情報が古かったようで、今はスリムで立派な文筆家として活躍されているんですね。文章も上手で読みやすく、この本もとても面白かったです。 この本はスター・ウォーズの世界観や政治体制を、ローマ帝国をベースに読み解いているのですが、そういう見方があったのかとびっくり仰天、大変楽しく読みました。が、スター・ウォーズが題材なのは本の前半までの話で、後半はアメコミやアメリカのSF作家のロバート・A・ハインラインさんの小説がメインになっています。 ここで面白かったのは、スター・ウォーズという物語が、元老院を主体とする共和制の世界から、パル…