リスト::小説家 小説家。 1963年1月27日生まれ。兵庫県出身。 『大久保町の決闘』(ISBN:4073005359 )で、デビュー。 元吉本の台本作家。 独特な文体、元台本作家らしいギャグが特徴。 小林泰三、田中啓文、牧野修と合わせて「まんがカルテット」と呼ばれる。 全般的に質が高いのだが、レーベルの読者層とのずれか、多くの作品が絶版の憂き目に会う。 近年は『アベノ橋魔法☆商店街 』のコメディリライトを手がける。
オイモはときどきいなくなる (福音館創作童話シリーズ) 作者:田中 哲弥 福音館書店 Amazon 『オイモはときどきいなくなる』 田中哲弥著 加藤久仁生画を読む。 オイモは、小学校3年生のモモヨちゃんの家で飼っている犬の名前。変な名前だが、子犬のとき、体の色がじゃがいもに似ているので オイモと名づけられた。 オイモは外に遊びに行く。いつもは帰って来るのに、その日は帰って来なかった。でも、家族は気にしていない様子。モモヨだけが心配になって探しに行く。 河童の池を通ると、田植え前の水を満々と貯めた水田が広がる。 オイモのどこが好きか、食いしん坊でドジなところ。 あぜ道を歩いていたらレオンさんに出…
単なる個人的メモなので誰もこのブログ記事を読んでないとは思いますが… 今年読んだ本の中で、万人におすすめしたいのは津村記久子さんの「水車小屋のネネ」でしょうか。 ◇水車小屋のネネ(津村記久子/毎日新聞出版)毎日新聞連載。今回の帰省のお供本。18歳と8歳の姉妹は逃げるようにしてたどり着いた街で、そば粉を挽く石臼を見張るヨウム・ネネと出会う。ネネを中心としてさまざまな人々と出会い、別れも経験する40年をあたたかに描く。北澤平祐さんの挿絵もすばらしい pic.twitter.com/iJaHHmPUc5 — piyo (@everynet_piyo) 2023年8月18日 谷崎潤一郎賞も受賞しました…
119.井上雅彦=監修『ヴァケーション 異形コレクションLV』(光文社文庫)ヴァケーション 異形コレクションLV (光文社文庫 い 31-45)作者:井上雅彦,宇佐美まこと,空木春宵,王谷 晶,最東対地,澤村伊智,篠たまき,柴田勝家,斜線堂有紀,田中哲弥,津久井五月,新名 智,平山夢明,牧野 修,芦花公園光文社Amazon
丸屋さんのイベント続々!というわけで、7月~9月(視聴は9月末まで可)は<万物評論家の夏休み:SCIENTIFIC LOVE>!! https://scientificlove2023.peatix.com/ ①【Q-B-CONTINUED vol.73】アニ丸屋プラネット完全版! 地球は驚異に満ちている(動物界限定) 尻が分岐して切れて漂い繁殖するという謎多きシリスが印象的だったかなあ。「同業他社が最大の敵」「弱肉強食ではあるが、敗者復活もある」という丸屋名言が納得の事例を生物の歴史に見る会でもあった。 ②【Q-B-CONTINUED vol.74】テクノロジー盛衰記! CDよりLPが売れる…
昨日の文学フリマ大阪に来てくださった方々、どうもありがとうございました。主催者の発表によると今回の入場数は四千人を上回る過去最高になったとのこと。なにしろ一時間前から開会を待つ人々が長蛇というもおろかな、はるかに延々と続く列を作っていたのですよ。会場整理に大わらわだったスタッフの皆さま、お疲れさまでした。「ふっかつのじゅもん」を唱えて作った再刊本は十四冊が一時間ほどで完売。まさかこんなに人気があったとは、と驚きました。山羊に食わせるほど作った新刊もおかげさまで半分くらい売れました。大阪の人たちの度量に感謝です。会場でほとんどの方がマスクをつけているのにも感心しました。退屈のあまり乳母車から足を…
2023年9月6日、水曜日。水星が内合。 知らない人の本の感想を読んで、たまたま私もその本を読んでいて、「あれ?なにが起こったか想像できていない……?」と思った。「いなくなること≒死」をオブラートに包み込んだような物語だったので、まあ気づかないこともあると考えられなくもないが*1。いや、そもそも私が着地した答えも正しいかはわからない。なんせ物語の中には正解は書かれていなかったと記憶している。 そこから、その本だけでなく、これまで読んできた本で、著者が思い描いた背景や伏線をどのぐらい掬い取れているのかについてを考えて、余計な無力感に襲われている。 オイモはときどきいなくなる (福音館創作童話シリ…
ちょっとこわいメモ (福音館創作童話シリーズ)作者:北野 勇作福音館書店AmazonSF作家が祖父江慎の装丁で福音館書店から児童文学を出すと超傑作にしかならないという有名な法則*1がありますが、その例がまたひとつ増えました。アンドロイドの少女と亀型子守りロボットが活躍するナンセンス冒険SF『どろんころんど』から約13年、北野勇作の福音館祖父江コラボ待望の第2作です。 語り手の「ぼく」(こばやしゆうと)は、こわいことを後から振り返って「なあんだ、ちょっとこわいだけじゃないか」と思えるようにメモをしています。そのちょっとこわい話が4作収録されています。ちょっとこわいものは、「クマ」「プール」「テレ…
「ハードSFのネタ教えます」とは、かつて「いろもの物理学者」こと前野昌弘氏がSF大会で主催していた企画で、ハードSFネタに使えるかもしれない物理学の論文を紹介していくというもの。ご本人のサイトにもそのタイトルを冠したコンテンツがある。 ハードSFのネタ教えます - 前野[いろもの物理学者]昌弘ホームページ さて、そのSF大会の企画でどんな内容の話が披露されていたのか気になったので、Web上の記録から拾い集めようとしたのだが、現在では多くのページやサイトが消えており、結果として記録の残滓の寄せ集めとなった。 第1回(第??回日本SF大会?) Web上に記録がなく、詳細不明。 第2回(第36回日本…
SF作家の伴名練が編者としてまとめたSFアンソロジー。 伴名練が選んだなら面白いだろう。という期待感で手に取る。本書は国産SFを幅広い時代から「SFかつホラー」という縛りで選んでいる。各短編の前に伴名練による短い解説が書かれているのだが、これがいい感じ。序文にも書かれている通り今時作家の基本情報はググればわかるので本に載せる意味が薄い。こうして編者の主観的な紹介が書かれていたほうが読んでいて面白い。 以下、各作品の感想。ネタバレあり。
マスクとか三密回避とかは医療崩壊しない体制作りのための時間稼ぎだと思ってたんだけど、実は「時々医療崩壊して通常だったら助かってた人も死ぬことがある」という状況に国民が慣れるまでの期間だったのかもしれないな。— とみたまさひろ🍣🍺 (@tmtms) 2023年4月19日 まあ慣れてしまったんだけど。— とみたまさひろ🍣🍺 (@tmtms) 2023年4月19日 MySQL マニュアル差分拾い読み:8.0.34 で binlog_format が deprecated8.0.34 で mysqlpump が deprecatedinfo版には記述があるけど、html版には(まだ?)ない。— とみた…