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産油国

(一般)
さんゆこく

字面だけであれば「石油が産出される国」のこと。実際、その意味で使われることもあるが、どちらかというと

さんゆ‐こく【産油国】
石油を産出し、輸出する国。

広辞苑 第五版

のように、「輸出」という側面が含まれていることが多い。現実問題として、どれだけその国で石油が産出されようと、それが自家消費に追いついてないのであれば、世界経済的には石油が出てない国と大して違わない*1とも言える。
アンブローズ・ビアス風に言うのであれば、経済運営の失敗を天からの恵みで解消できる国家。

かつてはメジャーによって石油支配の実権を握られていたが、アラブ民族主義の高まりともに価格カルテルによって中東産油国が原油価格の管理権を握ることとなる。*2しかし消費国の省エネルギー化やロシア連邦の台頭、先物市場へのファンドマネー流入によって、原油価格の管理体制は崩壊し、原油は市場価格の商品となった。

主な石油輸出国

  • サウジアラビア
  • ロシア
  • ノルウェー
  • イラン
  • ナイジェリア
  • メキシコ
  • ベネズエラ
  • アラブ首長国連邦
  • イラク
  • クウェート
  • アルジェリア
  • インドネシア
  • カタール
  • カザフスタン
  • カナダ

*1:石油価格が下がる方が経常収支にプラスになるとか、備蓄が必要であるとか、そういう非産油国と同じ特徴を共有している。例えばアメリカ、中国など。なお日本でも北海道や新潟で原油は採掘されている。

*2:オイルショック

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