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生長の家

(一般)
せいちょうのいえ

特色


 生長の家は、大本で機関紙の編集主幹をしていた谷口雅春が起こした教団です。生長の家は岡田茂吉の系統と違い、大きな分裂もなく現在に至っています。この教団の特徴は、設立の経緯が同人雑誌だったので現在でも機関紙を定期購読することが信者の勤めとなっていること、またメディア・マスコミには非常に敏感です。マスコミの取材に対してまともに答えを出さない(出せない)新宗教団体が多い中、生長の家だけは毎度ながらもっとも丁寧に回答を出します。生長の家のホームページにも、教義から組織から歴史から沿革その他にいたるまで、丁寧に解説されています。新宗教の中ではきわめてオープンな団体といえるでしょう。(もちろん、表に出せないこともあるでしょうが)
 生長の家に影響を受けた宗教家としては、白光真宏会五井昌久GLA高橋信次法の華三法行の福永法源などがおり、ほかにも多数の類似宗教を生んでいます。
http://park8.wakwak.com/~kasa/Religion/seichou.html

教義・思想


 生長の家の教義は、「神性人間観」「日本国実相顕現」がそのベースとなる。「神性人間観」とはすなわち、人間はすべて神の子であり、キリスト教でいう人間の「原罪」は一切認めない。悪はもともと存在しないとする「善一元」の人間観である。これは「縦の真理」と呼ばれ、人間の實相(本来の姿)は無限の生命、無限の愛、無限の知恵を持つ永久不滅の存在であるとする。なお、この「神性人間観」の考えは谷口雅春がオリジナルではなく、当時大本教の最高指導者であった出口王仁三郎が既に発言しており(庚申日記・第7巻)、大本の思想が色濃く反映されている。また、この世(現象界)は人の心を移す鏡であり、人間の心がけ次第によって貧富も健康も不健康も幸も不幸もなんでも実現できるとし、これが「横の真理」である。日本の中心は万世一系3000年の歴史を有する皇室であり、天皇であるとする「日本国実相顕現」といった、右翼的と見られがちな思想も併せ持つ。
 ということで「縦の真理」「横の真理」により、皆が神の存在を信じ正しい行いをするならば、その心が現象界(この世)に映って至福の世界が実現し、また人間も本来の姿になるのであるから、これすなわち現世に地上天国が実現されるということになる。
http://park8.wakwak.com/~kasa/Religion/seichou.html
 終戦直後は一時沈黙を守ったが、1949年に『生長の家教団』として宗教法人格を得る。その後は、妊娠中絶に反対するなど宗教の分野以外でも積極的に活動する様になり、特に憲法改正や靖国神社国家護持などを主張したことから、自民党の中でもタカ派の政治家との繋がりを密接に持ち、各種選挙で精力的に応援したり国会議員を送り出したりもした。また学生運動高揚時には『生長の家学生連合』なる学生組織を立ち上げ、其処から鈴木邦男など、新右翼や民族派の有力な活動家が巣立っていった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E9%95%B7%E3%81%AE%E5%AE%B6
[追記]なお、代が替わった近年は、谷口雅治の右傾向に若干の修正が見られるようになり、昔通りをよしとするオーストラリア支部その他と論争が持ち上がっているようである。

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