*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.52 目次・科学が事のはじめに為すふたつの存在改悪作業・絵の存在否定(作業1)・存在の客観化(作業2)・科学が、機械ではない身体を機械と見なす瞬間・左手を例に考察する・身体全体を考える ◆科学が事のはじめに為すふたつの存在改悪作業 機械ではない身体を、なぜ医学が機械と見なすのか、それをいままさに確認しようとしているところです。 機械ではない身体を機械と見なすそのボタンの掛け違いが、医学に深刻な帰結をもたらしてきたことは、先に確認しておきましたよね。少なくないひとたちが、そのおかげで医療から理不尽な損害をこうむってきた、ということでした。 ---…