戦後から、現在に至る迄の詩を、一般に現代詩と呼んでいる。 詩の愛好者が、現代の日本で、詩が読めると言う事は、大変な僥倖だと思われる。 現代詩は、日本の至宝である。 日本の伝統的な詩である短歌や俳句に定型が有るのに対して、現代詩には、全くそれが無く、完全に自由である所に特徴が有る。 それは、20世紀初頭のヨーロッパの散文詩を手本としている所に起因しているものと思われる。 その当時のヨーロッパでも、定型詩である韻文詩を書く詩人は居なくなっていた。
そこにいる ふと、青空を見上げたとき暖かい風に吹かれたとき夏の海の匂いを嗅いだとき妻の肩が僕の肩に触れたとき娘が胸の中に飛び込んできたとき僕の中から、何かがすっと滑り落ち子供の頃空を見上げていたあの田んぼの畦道に流れ込む自分はどこにいくのだろうか胸の奥のなにかを震わせていたあの日にきっと、僕はまだそこにいる ***** 風が強いですね。 こんな日には、ふっとずれて、そこに行けるような気がします。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・…
行かない 人の集まるところには行かない友だちの集まっているところには行きたくない懐かしい人たちには会いたくないただ、あの風景には無性に会いたくなるあの日の風に、また吹かれたくなるあの夜聴いた歌に、また揺さぶられたくなるだけど、僕は〝ここ〟にいるいつも、うろついているが一歩ずつ、歩いている汚れた、手垢のついた「ありのままの自分」などもう引っ張り出す必要はないだからもう、行かない ***** あの日の空の下に立つと、そのままで、ありのままの自分になるような気がしています。 その、あの日の空は、もうずっと昔から探し続けているのですが、まだ会えていません。 なので、僕はもう、その日の空の下の自分であり…
追いつく、風 青い空を見上げてふと子供の頃同じような青い空を見上げながら思っていたことが〝ここ〟に追いついた時背中から手の先、足の先に向かって冷たい流れが走り胸の〝底〟でその源がゆったりと揺れるあの日の僕はここまで来たんだ…そう思うと青い空から剥がれ落ちた冷たい風が目の中で渦を巻いた ***** 過去の思いがエコーのように、不意にすぐ近くで響くことがあります。 特に、青い空の下で風に吹かれたような時。 ベルクソンの円錐の図を思い出してしまうのも、そんな瞬間だったりします。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon …
brianmchenry.bigcartel.com あるいは「おれはイアン・カーティスのものまねに過ぎない」。 深夜、たったひとりでイアン・カーティスのものまねを踊っていたら、 朝になって苦情の電話が管理会社からかかりやがった バリトンで吼えながら、「残虐行為博覧会」はまずかったんだ せめて「死せる魂」にするべきだった イアンを身ぶり、手ぶりするのは危ないことだ もっと突っ込んでいってしまえばキ印だった おれはきれいに、きれいに死にたい 淫欲時代を懐かしみながら、 最後の盃を慈しむ そんな光景をおもいながら、それでも死ねないでいる スコットランド・ヤードに追跡されるという妄執とともに 21世…
オモチャ屋さん 騒音の中で子供たちが遊んでいる疲れた顔をしてなにかが吸い取られているようだ ***** ついつい余計なことを言ってしまうことがあります。 そろそろこの辺りを矯正しないと、ただの老害発生源になってしまいそうです。 この詩も、そんなものの一つかと。 無邪気に遊んでいる子供達の様子をみて、これもまた消費なのだよなあ、なんて考えてしまっていますね。 余計なことかもしれません。 消費者でない在り方というのは、もう有り得ないのですから。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ…
脆いものの底に 流行するとは やがて廃れるということだ 先頭に立つということは やがて追い抜かれるということだ 目立ってしまうと 皆にいじられ汚れていく 千年、二千年、三千年の時間に洗われ 角が取れ、鈍く光る 触れると冷たいが 次第にさわやかな風を身体の中に送り込むものが それら脆いものの底に 確かに、ある 小魚のように群れ泳ぐ言葉たち 静かに、笑っているような… ***** 時間の底に堆積しているものが、確かにあるように感じています。 変わり続ける一つきりのもの。 変わらない一つのもの。 同じものを、別の面からみているのかもしれませんが。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazo…
暮らす 家を出るときに 鞄の重たすぎる日がある それでも家を出ると 冷たい雨が降っていることがある 人に会う前に すでに色々と僕を押し戻すものがたくさんある そんな時 少し先にいる僕に引っ張ってもらう それは数年先の自分かもしれない そこにいる僕は いつも軽く笑っている 笑いながら 日々を暮らしている ***** 少し先にいる自分が、笑っているととても安心します。 どんな困難なことも、きっと乗り越えて、その先で笑っているのだと思いたいです。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ…
放射光 高速の 無言の 粒子の群が 強力な磁場で 曲げられる時 ささやき交わす (…、ああ、ああ、〝私〟は… 層状に重なる声は 青白い放射光となり 巨大な輪の中心にそびえる 鳥居を 浮かび上がらせる ***** 宇宙のどこか遠い涯から飛んでくる無数の粒子を、私たちは浴びながら暮らしています。 私たちの身体をすり抜ける粒子群。 それを曲げてしまうほどのものが、もし私たちの身体のなかにあるとしたら。 それが聳え立つほどの大きさの、鳥居なのではないかと思いました。 そんな思いを書いてみた詩です。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書…
午後、駅で 駅のプラットフォームの 古い木製のベンチに おばあさんが座っていた 僕の乗る電車が プラットフォームを離れるとき おばあさんはのんびりと おにぎりを食べていた 電車の窓を 早春の陽射しが 暖めていた ***** さだまさしさんの作品に「空蝉」という曲があります。 老人が駅で、帰ってくるはずの息子を待っている情景が歌われています。 その歌を思い出すたびに、帰らなければ、という思いと、もう間に合わない、という後悔が、心のなかでせめぎ合います。 戻らない時間。 駅には、そんな時間がいくつも、層状になって流れている気がします。 www.youtube.com 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作…
ここ 不意に目があう と、ここに 搾り落とされる 不定形の 滴 言葉に身を隠す前の ***** 言葉は、相手に向かって発せられると同時に、自分自身に向かっても語りかけます。 今、自分が言いたかったのは、このようなことなのか。 相手に伝えたかったのは、このことなのか。 言葉によるメッセージは、何よりもまず、自分に伝えられるもの。 そこを理解しないと、自分が切り崩されて、手がつけられない状態になったりしますね。 ご用心。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 …
今日は始発で5時半ごろに家に帰ってきた。眠さと疲労と興奮の余韻がアルコールと共に血管の中でカクテルになって、ぐちゃぐちゃになっていた僕たち三人は、キッチンルームにたどり着くや否や腰が抜けたように座り込んだ。Aが僕とCにホットミルクを作ってくれて、寒さで縮こまった身体を和らげてくれた。 明るんできた空を横目に、部屋に戻るとたちまち眠り込んだのだが、よく眠れたとは言い難い。 10時ごろに目を覚ました。隣室のKvとその彼女がずっと楽しそうに笑っているのが聞こえてきて、心が和んだ。それから、バイクの教習所で知り合って友達になったRが車で迎えに来てくれるというので風呂などに入って待つことにした。VやAも…
『ガンダム』における実存とキャラクター 〜その時代背景との影響関係? 私小説的キャラクターの実存性 実存的キャラクターの社会的背景 〜60年代の学生運動 学生運動後と『機動戦士ガンダム』 情報化社会とイメージの実体化 内面のリアリティ 〜実存からキャラへ、似姿から願望へ…? 気になったら読んで欲しい本 安彦良和『アニメ・マンガ・戦争』 絓秀実『増補 革命的な、あまりに革命的な』『1968年』 吉本隆明,大塚英志『だいたいで、いいじゃない』 大塚英志『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』 宮台真司『制服少女たちの選択』 『ガンダム』における実存とキャラクター 〜その時代背景との影響関係? 私小…
こんばんは。アルコール依存症のコウセイダ。 北関東も、強風が吹き荒れている。本日は、おもに 自室の片付けをした。現代詩に興味ある方は、殆どいないとおもうが、 おれは、好きだ。 増えすぎた小物を、整理しながら、 掃除機をかけたり。雑巾掛けをしたり。そうじ、ときどき、現代詩。ドールを自然光で撮る。 フェミニンな装いを意識する。だが、甘くなりすぎないよう、クールフェミニンがちをこころがけ、コーデの配色を考える。 昼食のかいものがてら、 わりと放置していた、ベランダの植物も 手入れする。 ようは、 可愛きゃなんでも、よいのだ。おれは。 しかし、甘さと、かわいさは、ちがう。だから、20代には20代のかわ…
テオドール・W・アドルノ『プリズメン─文化批判と社会』(渡辺祐邦・三原弟平訳、ちくま学芸文庫)有名な、「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である」という文章は、本書の「文化批判と社会」というエッセイのなかに含まれている。独立したアフォリズム(のように扱われているが)ではない。アドルノは、アフォリズムのような、今流通している「現代詩」のようにお手軽な行為から最も遠い哲学者であり、事実本エッセイ(この形式をアドルノは選んでおり、それは、日本人が考える「身辺雑記」を含むような安易な形式とは大違いである)は、そういった「形式」や「文化行為」を批判している。それらは、ヘーゲルの体系哲学の「末端」に…
日本詩人クラブ三賞決定 ─2024年2月25日(日)第3回選考委員会にて(於:早稲田奉仕園)─ 第57回日本詩人クラブ賞 松岡政則詩集『ぢべたくちべた』 (思潮社) 第34回日本詩人クラブ新人賞 井嶋りゅう詩集『影』 (文化企画アオサギ) 第24回日本詩人クラブ詩界賞 正賞:無し特別賞:棚沢永子著『現代詩ラ・メールがあった頃』 (書肆侃侃房) 贈呈式は2024年4月20日(土)14時〜16時30分、日本学士会館210号室、500円。 パーティー:17時〜19時、日本学士会館201号室、会費7,000円。当日の模様は後日、YouTubeにて配信予定です。 第57回日本詩人クラブ賞選考委員 川島完…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2024年3月13日18:16 YAHOO!JAPANニュース ニューズウィーク日本版「万葉集は世界レベルの文学作品であり、呪術的な世界の記録として極めて優れている 翻訳、国境、ジェンダー、身分、言語……を超える『万葉集』。上野誠・國學院大學教授[特別専任]と 翻訳家のピーター・J・マクミラン氏に本誌編集委員の張競・明治大学教授が聞く。『アステイオン』99号特集より「境界を往還する万葉集」を3回にわけて転載。 【写真】清水浜臣(1776-1824)『万葉集』 ■漢字を使った万葉仮名…
今夜11時50分からの「アナザーストーリー」、ボブ・ディランで一つ言い残してしまった。ノーベル文学賞を受賞したのには10数年間推薦し続けた人(〇〇・ボールという名だったか)がいたというのは初耳だったネ。受賞した際に世界が驚いていたけど、正当な理由があるとブログで書いた時、曲が無くても詩(歌詞)だけでも表現としての価値がある例として「廃墟の街(デソレイション・ロウ)」という作品を紹介した。番組が終わる時に流される歌がこれだから、よく耳を傾けて聴いて欲しいネ。まさに現代詩のように一読では解らない詩だヨ、でも素晴らしい! (これから今までの録画から消去できるものを探して番組に備えるヨ。)
<デュラス『愛人』> よく知られているように、マルグリット・デュラス『愛人』(『ラマン』)は次の文章から始まる。 《ある日、もう若くはないわたしなのに、とあるコンコースで、ひとりの男が寄ってきた。自己紹介をしてから、男はこう言った。「以前から存じあげてます。若いころはおきれいだったと、みなさん言いますが、お若かったときよりいまのほうが、ずっとお美しいと思ってます、それを申しあげたかったのでした、若いころのお顔よりいまの顔の方がほうが私は好きです、嵐のとおりすぎたそのお顔のほうが」》 一行空いて、「映像(イマージュ)」の話になる。 《わたしはよくあの映像(イマージュ)のことを考える、いまでもわた…
イベント終了から時間が経ってしまいましたが、先日の2月25日に開催された文学フリマ広島6の出店レポです。 先ず。当日、初めましてでブースに足を運んでくださった皆さま、「中之島さん!」と今年も会いに来てくださった皆さま、本当にありがとうございました☺️ 今年も本当に沢山の皆さまにお声を掛けていただき、また今回は新刊2冊を楽しみに来てくださった方も多くて、お蔭様で作り手の私にとってまた一つ感無量な思い出の日となりました。 そうなんです。今回の文学フリマ広島6では1作目の詩集『秘境』(2019)から5年ぶりの詩集『みずいろ』と、2020年の創刊から4年ぶりに自由律俳句個人誌『純喫茶』vol.2を新刊…
僕は月に一回、詩歌を読む読書会に参加している。初回が萩原朔太郎の『月に吠える』で2019年6月30日だったから、それ以来6年近くになる。事情があって行けない時もあるから実際の参加率は、三分の二くらいかもしれない。 主宰の神保さんは古書店を兼ねたブックバーを経営していて、福岡の文芸サークル関係では名の通った人だ。現代詩や短歌の実作者でもある。和歌や俳句の古典から現代詩、あるいは海外の詩まで選書の幅が広いので、何が課題にあがるのかが楽しみだ。 神保さんの友人で歌人の銀耳(ぎんじ)さんが常連メンバー。銀耳さんとは不思議な縁がある。数年前、彼の出身高校のことが話題になったので、僕が若い頃その高校の事務…
2020年4月、土曜美術社出版販売から刊行された愛敬浩一(1952~)の詩集成。装幀は森本良成。 目次 ・詩篇 ・詩集「しらすおろし』(一九八六年) 抄 しらすおろし 満月ですね 声 ・詩集「夏が過ぎるまで」(二〇〇六年) 抄 朝の水やり 連取(つなとり)本町 吉凶の四つ角 古代エジプトの絵のような 六月の一番暑い日 月曜日の朝 旅その他 いつもの四つ角 スプーン 芝刈り くちびるで 夢 いつもの羊 錨 ミルキィウェイ マニラロープ 水道橋のホテルにて ハイウェイ 詩はいづみちゃん先輩から湧く 人買ひ舟(閑吟集・一三一番歌) ・詩集『母の魔法』(二〇一五年)抄 赤城山 カキツバタ 母の魔法 オ…
本記事は各収録作品に関するネタバレ(?)を含む「零合 百合総合文芸誌 第2号」の感想記事です。 未読の方は気を付けてください。 前置き 序文『百合、並びに物語に対する切実な試論』 佐藤友哉『大火』 青島もうじき『標のない』 片山恭一『死が消える場所』(コメント) 綾加奈『腐り落ちてなお』 伊藤なむあひ『Axe to Fall』≪前≫ 燈河佑『この曲は現在ご利用になれません』(漫画) 伊島系雨『霧曵く繭のパスティーシュ』 波木銅『国境沿いのピンボール・リザード』 前仲パ須田『トレイル・トゥ・スターライト』≪前≫ 汐都れむ『グッバイスタンダー』≪長篇一挙掲載≫ 総括 前置き 本作が「ゼロ年代」をサ…
夕日は沈んでも 朝日が昇る時は来る№4 農薬は六価クロムなのか、根拠もないことを言って村民をだまし動揺を与える愉快犯だ。 こんな大嘘もみなにばらまいているそうだ。 鳥海の四村のみならず由利本荘地区そして隣の羽後町と言い次々と、秋田県のみならず東北六県そして全国的な規模でヘリコプターによる脳楽散布が強行されようとしている。 日本の大地は曾て広島長崎に原爆を投下したアメリカと同じ事をしようとしている。あの首都東京に焼夷弾で焼け野原にしたB29 の悪夢の再来、悪魔の所業だ。 農業は土作り堵岩と言われている。この土はどうやって出来たのか、誰が知ろうか。地球四十六億年の中であの地中に住むミミズが土を作っ…
3月2日(土) 19:00~ 平川克美 高橋源一郎「ひとはなぜ、詩を書くのか」 『ひとが詩人になるとき』(ミツイパブリッシング)刊行記念対談 ジュンク堂書店 池袋本店 https://honto.jp/store/news/detail_041000084770.html ひとが詩人になるとき 作者:平川 克美 ミツイパブリッシング Amazon 吉本隆明代表詩選 作者:吉本 隆明 思潮社 Amazon 現代詩手帖特集版 高橋源一郎 作者:高橋源一郎 思潮社 Amazon
昨年2023年は、2021年に次ぐ「友人の出版」の当たり年で、たくさんの友人の本を読む機会に恵まれました。中には、夫婦で同じタイミングで出版が決まった人たちも! そのほかにもたくさんの本を読んで、良かった本をなかなか絞りきれなかったので、20冊ほど紹介することにしちゃいます! 20位 喪の日記 ロラン・バルト 喪の日記 新装版 みすず書房 Amazon この本は、「本の読める店 fuzukue」というブックカフェで見つけて読みました。 (この「fuzukue」もとてもユニークなシステムで素敵なお店だったんですが、これについて書くとそれだけで1記事分になってしまうので割愛) この本は、哲学者のロ…