師諱を覺仙、大等と号す。 生年月日、生国共に不詳 師は初め温海菅野代寶傳寺3世に首先住職したと考えられる。後鶴岡(現神明町)の保春寺十一世に列する。 保春寺在職中に總持寺に瑞世をする。 太源派 保春寺 一萬五千五百七十二世 大等和尚 享保二年丁酉四月四日 受業師 應傳和尚 (20世靈感應傳) 嗣法師 報天和尚 羽州之住僧也 總持寺住山記より こうして、住山記を見ていくと覚仙様も覚了様同様に應傳様が受業師となられている。 覚仙様の場合もまた、「報天和尚」と言う嗣法師が保春寺世代にも見当たらないし、庄内寺院でも詳しくは今現在不明である。 覚仙様は、保春寺十世大通玄峯の後住として正徳六年(享保元年)…