僧侶・作家。東日本大震災復興構想会議のメンバー。 1956年福島県生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒。 『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。 主な著書には『アブラクサスの祭』, 『化蝶散華』, 『御開帳綺譚』, 『アミターバ』, 『まわりみち極楽論』などがある。 デビュー作は『水の舳先』。 2009年度より花園大学客員教授。
一条真也です。22日の月曜日、小倉は気温18度。この日の朝、わたしは、JR小倉駅に向かいました。静岡で開かれる全互連中部ブロック会員拡大キャンペーン表彰式に参加するため、名古屋乗り換えで静岡に向かうのです。 JR小倉駅の前で JR小倉駅に着いたわたしは、10時31分発の新幹線のぞみ20号に乗車。車内はけっこう混んでいました。3月は史上最高の308万の外国人観光客が来日したそうですが、ビジネスで国内を移動しなければならない身としては、いろいろ困ることも多いです。早く、異常な円安が落ち着いてほしいものです。 のぞみ車内ではマスクを着けました 車内では、マスクを着用しました。ブログ「マスクを楽しむ!…
『ロマンティック・デス』(オリーブの木) 一条真也です。次回作の『ロマンティック・デス』(オリーブの木)の見本が届きました。「死をおそれない」というサブタイトルがついています。116冊目の一条本となりますが、著者名は「一条真也」ではなく、株式会社サンレー代表取締役社長の「佐久間庸和」となっています。 本書の帯 本書の帯には、作家・福聚寺住職の玄侑宗久先生の「日本人の古層に宿った物語が、いま佐久間さんによって新たに甦った。これは現代人の安らかな死を支える、ゆるぎない物語である。」と書かれています。ありがたいことです。 本書の帯の裏帯の裏には「佐久間庸和の本」として、『ウェルビーイング?』が「個人…
一条真也です。9日の朝、迎えの車に乗って北九州空港へ。スターフライヤー80便で東京に飛びます。この日の北九州は気温16度で晴天。しかし東京は警報級の大雨で、満開だった桜が散っているようです。今回は条件付きフライトで北九州空港に引き返すこともあるとか。出発も30分遅れました。 北九州空港の前で 本日の北九州空港のようす いつも見送り、ありがとう💛 それでは、行ってきます💛 今回の東京出張は、副理事長を務める一般財団法人冠婚葬祭文化振興財団の経営会議に参加します。また、本日初校が出た宗教学者の島薗進先生との対談本『今ここにある宗教~現代日本人の死生観を問う』(仮題、弘文堂)に関する打ち合わせ、芥川…
桃太郎のユーウツ玄侑宗久朝日新聞出版2023年12月30日 第1刷発行 日経新聞、2024年2月10日の朝刊に書評がでていた。 記事によれば、”それぞれの話は喜劇あるいは悲劇へ。その結末には一点の純粋なるものが必ず置かれているように感じられる。玄侑さんの筆の魅力であるのだろう。現在が抱える生きにくさや困難の対岸へ少しでも通じていこうとする丹念な書きぶりに、言葉に出来ないぬくもりが宿り、静けさと美しさが残る。”と。 玄侑さんの本、私は読んだことが無い。 著者の玄侑宗久さんは、 1956年福島県三春町生まれ。慶應義塾大学 中国文学科卒業。 様々な職業を体験後、京都天龍寺専門道場に入門。現在は、臨済…
一条真也です。7日の朝、銀座のホテルの客室で目を覚ましました。気温は14度。昨夜は、芥川賞作家で臨済宗妙心寺派福聚寺住職の玄侑宗久先生と数時間にわたってメールのやりとりをしました。玄侑先生とは来年、「仏教と日本人」をテーマに対談させていただくことになりました。これまで「儒教と日本人」について加地伸行先生と、「神道と日本人」について鎌田東二先生と対談させていただきましたが、一連の対談シリーズの総仕上げとなります。楽しみです! JR東京駅の前で 東海道新幹線へ 新幹線ひかり509号で静岡へ ひかり509号の車内で 朝食を済ませたわたしは、JR東京駅へ向かいました。ここから新幹線ひかり509号に乗っ…
思いつめ出したら、きりがない。 今さら書き屋としての重く長い仕事が回ってくることはない。体力的に無理だ。衰えても知名度や敬老精神により仕事が振られるかたもいらっしゃるが、生涯裏街道を歩いた私には、ありえない。 文学雑誌の新人賞選考会。読み屋と喋り屋の仕事だ。これはまだ、たまにある。選考委員のなかでは、とびぬけて長老となってしまった。若者の意欲的作品に触れるのは愉しみだ。 老人に新文学の読解が可能かと、ご心配くださるかたもある。大丈夫、息子のようにお若い論客が、選考委員に名を連ねていらっしゃる。齢の甲と申そうか、旧文学の修業をした眼にはこの新人作品がかように読めたとの、参考意見を申しあげればよい…
玄侑宗久『現代語訳 般若心経』(ちくま新書、2006) 久びさに鉄道に乗る。本日の携帯本は、玄侑宗久さんと決めて、バッグに入れた。 まずもって軍資金。銀行 ATM へ。年末年始の諸雑費用意にはまだ早いか。本日の経費のみ引出す。 私鉄はともかく山手線はじつに久しぶり。玄侑宗久さんの続きを読む。どうやら「空」のイメージを想いうかべられるかいなかが、第一歩なのだな。新井満さんが強調しておられた点と、まったく同じだ。 西日暮里まではあっという間だ。窓外を少しは観ておくんだったかと、かすかに後悔する。 母校は大工事中。正門前に立つ。かつてはこゝを何百回となく出入りした。六十年前から五十五年前にかけてだ。…
具体的な予定はほとんど決めないまま、今日も今日とて写真を撮りに出かけるのは、自分がやられてしまわないように、自らの意思を具体的な行動をもって形に現さなければいけないから。 なんか、やられてしまいそうなんだよね。 そんな状態。 怒りとは違うけど、一発逆転みたいな、そんなことを望んでいる。 それは理想だけどね。 悶々としている。 ため息も多い。 昨日から脳みその中がガチャガチャとうるさくて、今朝は出かける時間まで、玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)著『現代語訳 般若心経』(ちくま新書)のページをめくり、YouTube を再生しながら、般若心経をボソボソと読んでいた。 本は一度だけ通読してはいるが、おお…
なりゆきを生きる --「うゐの奥山」つづら折れ (単行本) 作者:宗久, 玄侑 発売日: 2020/05/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) 作家で僧侶である著者が震災後の福島への想い、お寺の改修、人の生死、その時々の気持ちを書き綴っている。 凝り固まった目標よりその場その場の流れを見極めて成り行きに任せて生きること。 夏の前に 気温が上がってそろそろ30度の声が聞こえる。湿度も上がってジメジメ。 髪のボリュームが2割増しくらいになる。美容院行きたい、ショートにしたい。 アイスコーヒーを作り始めた。夏の間は冷蔵庫に常備。 最近3回続けてダンナと出かけた時にマックでシェイク。ミルキーのまま…
道尾秀介さん推薦の作家さん 小説家であり僧侶でもある玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんの書かれた小説です。私の大好きな作家の道尾秀介さんが、自身のエッセイの中で玄侑さんのことをこう語っています。 小説家なんていうものは、いくら著者が好きでも、本人には会わないほうがいい。「なんだ、こんな人が書いていたのか」と、たいていガッカリするからだ。 しかし、たまに例外がいる。僕にとって玄侑宗久さんがその一人だった。 引用元:『プロムナード』道尾秀介(文春文庫) 私は玄侑さんのことを、上記の道尾さんのエッセイを読み知りました。 好きな作家さんが薦める本なら読んでみたい、そう思いこの本を手に取りました。 テル…
前回「知足」とは、 「今、自分が持っているものに気づき、 満足することを心得る」 事だと話しました。 その延長線上で ぜひ、チャレンジしてほしいのが 「我が身の現状を完全に肯定する」 ということです。 このことが出来ると、 過去の出来事の意味も 変わってきます。 という内容です。 今が幸せ 「これでいい」 ようこそ!待っていた歳 今が幸せ 「これでいい」 ここまで「知足」足るを知る という事について お付き合い頂けたので、 ぜひ、もう一つチャレンジして 頂きたい事があります。 それは、 「今の自分の現状を完全に肯定する」 ということです。 その事について 僧侶で作家の玄侑宗久さんが 『禅的生活…
一条真也です。18日の早朝、松柏園ホテルの神殿で月次祭が行われました。わが社は「礼の社」を目指していますので、何よりも儀式を重んじます。「こころ」も「かたち」も大切! 月次祭のようす 厳粛な気持ちで神事に臨む 玉串奉奠をしました 柏手を打ちました 皇産霊神社の瀬津禰宜によって神事が執り行われました。サンレーグループを代表して、わたしが玉串奉奠を行いました。会社の発展と社員の健康・幸福、それに能登半島地震の被災者の方々の日常が早く戻ることを祈念しました。 東専務に合わせて柏手を打つ 東専務に合わせて拝礼 この日は、わたしに続いて東専務が玉串奉奠をしました。東専務と一緒に参加者たちも二礼二拍手一礼…
一条真也です。町田そのこ氏といえば、現代日本を代表する人気作家の1人です。映画化もされたブログ『52ヘルツのクジラたち』で紹介した名作で本屋大賞を受賞。その他、ブログ『ぎょらん』やブログ『夜明けのはざま』で紹介した葬儀小説の大傑作をはじめ多くのベストセラーがありますね。その町田氏と対談することが決定しました。 ブログ『夜明けのはざま』に書いたわたしの書評を町田氏がとても喜んで下さり、最後にわたしが書いた「願わくば、わたしは町田そのこさんと『生』や『死』や『葬儀』や『グリーフケア』について対談をさせていただきたいです。そして、そのタイトルは『夜明けの迎え方』などはいかがでしょうか?」というリクエ…
一条真也です。4月12日の夜、サンレーの新入社員の歓迎会が松柏園ホテルで5年ぶりに開かれました。コロナ前は北九州本社以外のグループ各社合同の新入社員歓迎会を行っていましたが、諸般の都合で今回は北九州本社のみの開催となりました。新入社員研修の講師などを務める先輩社員たちも参加しました。 歓迎会の開催前のようす 冒頭に挨拶しました わたしが最初に歓迎の挨拶をしました。わたしは、まず、「改めて、入社おめでとうございます! これから、みなさんが冠婚葬祭業という仕事を通じて有縁社会を再生してくれることを大いに期待しています。仕事を通して人を幸せにするという高い志をもって頑張って下さい。今日は5年ぶりの歓…
結果を出す方法? 知りません。 成功する方法? 分かりません。。 ここでは、ただ 目的と手段を1つにすれば 挫折することはないですよ。 というお話です。 今が大切!「因果一如」 目的と手段を1つにする 今が大切!「因果一如」 「因果一如」(いんがいちにょ) という禅の言葉があります。 原因でもあり結果でもある 「今この瞬間を大切にする」 という考えです。 結果を求めすぎて疲れた人は、 ぜひこの言葉の意味を 考えてみて下さい。 何かヒントが見つかる かもしれません。 慶明寺さんの記事で 「因果一如」を説明されています。 keimeiji.net 前の記事での引用を もう一度させて下さい。 作家で…
どうなるか分からない結果の為、 今を我慢するのはやめましょう。 今することに徹して それを楽しむ。 「楽しいことをする」のではなく 「することを楽しむ」 そう考えて 今を楽しく暮らしましょう。 という内容です。 わたしはもう我慢しない! することを楽しむ わたしはもう我慢しない! 「夢は諦めなければ叶う」 「目標を持って頑張ることが大切」 「成功する方法」 よく耳にするフレーズです。 未来を夢見て努力する。 良いことだと思います。 でも、求めるものが手に入らず、 毎日が逆に苦しくなっているなら 意味がありません。 わたしも若い頃は、何かに 追い立てられるように いつも、満たされない 気持ちを抱…
今年のナツのお仕事状況。 昨年度のような無茶振りポジションではないものの、No.2の立ち位置で運営を進める必要がある大きな業務✖️2。 油断せず、どちらかに偏りすぎずにテキパキ進めていかなくては・・・ 目指せ、参謀❗️です💪 ところで、春休みの広島旅行に行く直前に届いた図書館の予約本。 『桃太郎のユーウツ』(玄侑 宗久 2023 朝日新聞社出版) です。 表紙にあるのは、河鍋暁斎の『鬼の念仏』⬇️ どんな話なのか、とっても楽しみです。 早く読みたいと思ってはいたものの、つい忙しさに紛れてキッチンカウンターに置きっぱなしていたら。 昨夜ポジに、「これ面白そうだね。ポジも読んでいい?」と聞かれまし…
大震災から10年、とある町の神社総代が賽銭(さいせん)箱に入っていた百万円に驚き、寺の和尚を訪ねる-。福島県三春町の僧侶兼作家玄侑宗久さんの短編『火男(ひょっとこ)おどり』は、こんな話から始まる。さて、そんな多額の賽銭を一体誰が? その年は新型コロナウイルス禍のため伝統祭事ダルマ市での踊りは中止に。しかし復興住宅に移り住んでいる80代の古老が一人、道端で踊りだした。町の人々に溶け込んで習った「火男おどり」だ。和尚はその様子を見て、百万円の主が、その古老だと直感する…。 「日常」に100万円の価値 玄侑さんは東日本大震災復興構想会議で、福島を追われた人々がまとまって住める新たな自治体をつくれない…
【個人ではなく大衆】 個人に対して何かするのではなくて、 大衆に向けて何かする。 例えば、 個人に薬を与えるのではなくて、 大衆に向けて健康になる知識を与える。 つまり、 治療医学ではなくて、 予防医学を広める。 薬で治せば、薬への依存、医者への依存に繋がりかねない。 依存体質から脱却することが肝要。 つまり、 自主性・主体性を重視するということ。 自分を灯りとし、自分自身で問題解決する手立てを考えれるようにする(自立心を育てる・自灯明)。 個人にアドバイスするのではなくて、 大衆に向けて法を説く。 なぜなら、 個人への忠告は、おせっかいになりかねないから。 大衆に向けて自身の見解を表明するの…
前回は、仕事を楽しむには 『遊戯三昧』 「楽しいことをする」のではなく 「することを楽しむ」と発想しましょう。 という内容でした。 これは仕事だけに限らず、 日常、全てに言えることです。 では、どうすれば平凡な毎日を、 楽しむことが出来るのか? あなたが、主人公になって 今この瞬間の役になりきる。 そして、その時々の役に 合わせて変わっていき、 今の1つだけの役に徹して 楽しみつくす。 作家で僧侶の玄侑宗久さんの著書 『禅的生活』での提案です。 「主人公」この瞬間の役になりきる 「観音さま」のように、役に合わせて変化する 今この瞬間の役「1つに絞る」 「主人公」この瞬間の役になりきる 「主人公…
福岡ハカセが個性的で各分野で活躍している人たちと対談をした記録です。 福岡ハカセのメインテーマ、動的平衡。動的平衡を簡単に言うと、変化していないと見えるものも、細部では常に変化している状態を指します。自然界でおきたこと、植物や動物の内部での働き、会社等の組織などがその例として挙げられます。 建築やケルトの渦巻き模様は動的平衡と親和性の高い分野です。 興味深かったのは佐藤 勝彦さんとの宇宙についての対談です。ハヤブサ2の持ち帰った岩石の中からはアミノ酸が見つかっています。地球上の生命は宇宙由来(パンスペルミア説)である可能性が高くなってきました。 素人でも簡単にメンテナンスが可能な動的平衡ハウス…
<この記事で紹介している桜スポット> 建福寺の桜(福島県郡山市)眺める角度によってさまざまな表情を見せてくれるのが魅力 龍光寺の桜(福島県郡山市)丘の上の地蔵菩薩堂に至る石段脇に咲く樹齢約250年のしだれ桜 水月観音堂桜(福島県郡山市)赤い屋根の観音堂とのコントラストが目を引く穴場的スポット 福聚寺(ふくじゅうじ)桜(福島県三春町)竹林を背景に艶やかな花を咲かせるベニシダレザクラ 田村大元(たむらたいげん)神社(福島県三春町)ソメイヨシノやしだれ桜に彩られた表門が絵になるスポット 護真寺のサクラ(福島県須賀川市)赤い屋根のお堂の前に咲き誇る優美なしだれ桜 永泉寺のシダレザクラ(福島県須賀川市)…