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獅子の時代

(テレビ)
ししのじだい

18作目のNHK大河ドラマ(1980年放送)

内容

山田太一オリジナルの作品。

1867年・フランスのパリ万博で会津藩の武士・平沼銑次と薩摩藩の武士・苅谷嘉顕と出会いから物語は始まり、反骨精神を貫く銑次と明治の新政府の役人として国家のために貫く嘉顕との生き様を描く。
白虎隊、西南戦争、大日本帝国憲法制定と明治初期の歴史的な事件を2人がめぐり合った設定で描かれてる。
また、音楽を手がけたのは、宇崎竜童。これまでクラシックを手がけた音楽家が多い大河ドラマを初めてロック出身の歌手を手がけたのも特徴的である。

出演

平沼銑次(会津藩武士)=菅原文太
苅谷嘉顕(薩摩藩の明治政府役人)=加藤剛

他=大原麗子、尾上菊五郎、児玉清、神山繁、三田村邦彦、村井国夫、岡本信人、金田賢一、永島敏行、大竹しのぶ、熊谷美由紀(松田美由紀)、岸本加世子、藤真利子、市村正親、丹波哲郎、根津甚八、中山仁、細川俊之、鶴田浩二

「獅子の時代」と「八重の桜」の違い

2013年放送の大河ドラマ「八重の桜」。会津藩の戊辰戦争で戦い、のちに、同志社大学の創立者・新島襄の妻となる新島八重が主人公である。しかし、1980年放送の「獅子の時代」では、戊辰戦争の話は一切触れておらず、新島八重とそのゆかりの人物は登場してない。つまり、同じ会津藩の大河ドラマでも時代設定は同じでも事件やストーリーが異なっている作品である。しかし、その前後からNHKではこの「獅子の時代」の作品に一切話題に上がらないといういわば忘れ去られた「幕末の大河」になっている。
また、「八重の桜」では、幕末の志士が多く登場してるが、「獅子の時代」では幕末の志士でのちに明治政府に関わった大久保利通や伊藤博文が登場してる。つまり、「獅子の時代」は、あくまで民衆の目線で描かれて、国家と反国家を重ね合わせたフィクションの幕末作品といえる。

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