インドネシアは本当におもしろい。 その広大な国土面積と民族・文化多様性から一言で国の特徴を表すことは不可能である。 最近はこの魅惑のインドネシアを多角的に理解することに時間を投資している。 今回はインドネシア研究にあたって、実際に読んだおすすめの本を紹介したい。 1.経済大国インドネシア ‐21世紀の成長条件‐(佐藤百合著) 一冊目は何と言ってもこれ。かの有名なアジア経済研究所の研究者でインドネシア大学(国内トップレベル)の大学院で修士・博士を取得された佐藤百合氏による著書。主にスハルトからユドヨノ政権までを経済成長の観点から分析がなされている。 スハルトの開発独裁政権下において、第一次産品の…