キース・ロバーツ著の小説、「パヴァーヌ」を読んだ。 www.chikumashobo.co.jp パヴァーヌとは16世紀ヨーロッパの行列舞踏のことらしい。 ja.wikipedia.org 16世紀にエリザベス女王が暗殺されスペイン無敵艦隊によってイギリス、欧州全土がローマ法王の支配下にはいる。 教会の下、科学の発達は抑圧され産業革命の起きないまま20世紀を迎える。 そんな世界で蒸気機関車(ロードトレインと呼ばれる道路上で貨物車を連結し走らせるもののようだ)を使う運送業者、国中に張り巡らされた腕木通信網の通信手、女城主などが不条理に巻き込まれ、彼らの決断がつながってやがて反乱の火の手が上がって…