国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書) 作者:中野剛志 講談社 Amazon 最近マイブームの中野剛志さんの著書ですが、この本は2008年の著書を2011年の東日本大震災を受けて、大幅に加筆修正されて新書化されたモノだということです。 コロナ禍以前は、グローバリズムがもてはやされてナショナリズムというと内向きなイメージであまりポジティブに捉えられるものではなかったようですが、過度のグローバリズムは結局全世界規模でのコスト低減競争みたいになって、あまり個々の市民のシアワセにつながらないという傾向が強くみられるようになったということで、一定自国民のシアワセを守るという意味…