大阪唯物論研究会会員 倉島伝治 パレスチナ解放闘争史 1916-2024重信房子 作品社 482頁2024年3月25日 発行 ¥3,960円 重信房子氏は、元「日本赤軍」の幹部であり、その後「連合赤軍」を結成した森恒夫氏らと袂を分かち、1971年にパレスチナに渡ってパレスチナ解放民族戦線(PFLP)に加わった。「テルアビブ空港乱射事件」などに関わり、20数年に渡ってパレスチナの地を中心に反イスラエル闘争に携わった。その彼女は1991年頃に密かに帰国して日本での活動を開始したが、2001年大阪で逮捕され、いわゆる「ハーグ事件」への関与をめぐり、逮捕監禁罪・殺人未遂罪などでの共謀共同正犯で起訴され…