武内直子の漫画『美少女戦士セーラームーン』の登場人物。
十番町にある「火川神社」で巫女を務める、強力な霊能力を持った霊感少女。セーラーマーズに変身する。
父は政治家。母とは死別。
初登場時私立T.A.女学院*1中等部二年生。
アニメ版での担当声優は、旧作版が富沢美智恵 、新作版が佐藤利奈。
『霊感少女』の一点をのぞいて原作コミックとはかけ離れたキャラクターとなっている。
脚本家によってキャラクター描写が安定しないということもあり、ストーリーに応じて適当な設定が付加されている、と言った印象もある。
原作コミックよりの「神秘的なクールビューティー」という設定になっている。男嫌いのカラオケ嫌い。妙に人生に対して達観したところがある。亡き母を敬愛し、母の死に目に顔を見せなかった仕事に忙しい父を激しく憎んでいる。
生まれながら強力な霊能力をもっているため、周囲の人間から白眼視されて育つ。そのためか他人を容易に信用することが出来ず、月野うさぎと出会いセーラー戦士として覚醒してからもしばらくは単独行動をすることが多かった。
自分が神社で暮らす事になったのは『自分の霊能力を嫌った父が、捨てるように神社に預けたから』であると思っており、自らの霊能力とそれを当てにして近づいてくる大人達を強く嫌悪していた(霊能力に関しては、セーラー戦士の使命を知ったことである程度割り切れたようだが)。
ただ基本的には優しい心を持った少女で、特に子供と動物には優しい。また、意外と泣き虫でもある(これは、演じている北川景子嬢の特徴でもあるが)。
なお、実写版で初めて両親の名前が判明する(父:隆司、母:リサ(1995没))。
*1:東洋英和女学院がモデルではないかと言われている。