[英] Program Components Score (略称:PCS)
演技構成点は、フィギュアスケート競技のうち、2003-2004シーズンから導入された*1ISUジャッジングシステム(International Judging System)における得点要素の一つ。
5つの項目があることから、「ファイブコンポーネンツ」(Five Components)と呼ばれることもある。
ジャッジパネルと呼ばれる審判が採点する。
の5項目があり、各項目0.25点刻みの10点満点で採点される。
の5項目があり、やはり各項目0.25点刻みの10点満点で採点される。
上記の各項目における点数を種目ごとに規定された下記の加重係数を乗じた上で総和したものが演技構成点となる。
種目 | SS | TR | PE | CH | IN | CC | IT | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
男子ショートプログラム | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | 1.00 | - | - | |
男子フリースケーティング | 2.00 | 2.00 | 2.00 | 2.00 | 2.00 | - | - | |
ペア/女子ショートプログラム | 0.80 | 0.80 | 0.80 | 0.80 | 0.80 | - | - | |
ペア/女子フリースケーティング | 1.60 | 1.60 | 1.60 | 1.60 | 1.60 | - | - | |
アイスダンスショートダンス | 0.80 | 0.70 | 0.70 | - | - | 0.70 | 1.00 | |
アイスダンスフリーダンス | 1.25 | 1.75 | 1.00 | - | - | 1.00 | 1.00 |
なお、種目によって加重係数が異なるのは、もうひとつの得点要素である技術点とおよそ同じ割合になるようにするためである。たとえば、男子が女子より係数が高いのは、男子のほうがジャンプにおいて難易度の高い技を行うことができ、技術点が高くなりやすく、フリースケーティングのほうがショートプログラムより高いのは、フリースケーティングのほうが多くの技をこなすことができるため、技術点が高くなりやすいからである。
*1:2004-2005シーズンより正式導入