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渉成園

(一般)
しょうせいえん

別名 枳殻邸 

東本願寺から東へ徒歩7分の所にある渉成園は門首の隠居所や避難所として用いられた東本願寺の別邸です。平安時代初期、嵯峨天皇の皇子左大臣源融が、奥州塩釜の景を移して難波から海水を運ばせた六条河原苑池の遺蹟と伝えられています。その後、寛永18年(1641)徳川家光によってその遺蹟の一部を含む現在の地が寄進されました。江戸期に二度の火災によって建物はすべて類焼し、現在のものは明治初期に復興されたものです。なお、昭和11年には国の名勝に指定されました。渉成園は当時、枳殻(からたち)を生垣に用いたことから、枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれていました。平安時代の優雅さをしのばせる書院式回遊庭園は石川丈山の作庭で、印月池を中心に、漱枕居・縮遠亭などの茶室や書院を配しています。桜・楓・松・藤などの四季折々の花も美しく、頼山陽はこの庭を愛でて十三景を撰んだということです。市中とは思えないほどの静けさの中にたたずんでいます。

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