”日本百名山”で知られる山岳作家、登山家。1903‐1971。石川県生まれ。
東大在学中に『文芸春秋』に発表した「オロッコの娘」が好評を得たのを機会に大学中退、作家生活に入る。57年「贋作家故郷へ行く」を最後に小説の筆を折る。以後、山岳随筆やヒマラヤ研究に力を注ぎ、58年ヒマラヤ探査行。64年『日本百名山』で読売文学賞を受賞。68年日本山岳会副会長に就任。71年茅ケ岳頂上近くで、脳卒中で急逝
2013年6月にシンガポール移住計画が発動。 しばらく日本の山とはお別れ。 帰ってきたのが、2018年9月。 その後もトレランはやってたけど、山にのんびり行って山小屋に泊まる!みたいなことはなくなった。 100名山なんて頭の片隅にもなかった。 転機になったのは2020年のコロナ。 トレランレースが壊滅。 これを機にテント道具一式、シュラフ、椅子、ジェットボイル、登山靴等テント泊できる用具一式を購入。 本格的に100名山を目指すことになった。 何か所か登った後に、ファストパッキングというスタイルを知る。 そして、OMMの35Lのバックパックを購入。 トレランの機動力を生かせるテント泊ができるよう…
●始めに: 日本百名山。深田久弥氏が選んだ百の名峰。山岳文学としても素晴らしい書だが、著者の意とは反して、このハントがブームになって久しいようだ。自分は特に完登は目指していない。技術的にも気力的にも出来ない山があると知っている。ただ良い指標になるので自分で登れる範囲で登っている。可能であればテレマークスキーも使う。この深田百名山、無理なく登れる範囲をどこかで終えたら、あとは自分の好きな山を加えて自分の中での百名山にしたい、その程度に思っている。 自分が登った懐かしい百名山を絵に描いて振り返ってみたい。いずれの山も、素晴らしい登頂の記憶が残っている。時間をかけて筆を動かす事で、その山行での苦しみ…
昨年の11月、図書館の新刊コーナーでふと手にとったのは沢木耕太郎さんの新刊『天路の旅人』ラマ僧に扮して中国大陸の奥深く潜入した西川一三の物語です。 その「主要参考資料」一覧に『チベット旅行記』(上・下 河口慧海)も紹介されていました。 *** 古典的名著とは知らなかった慧海の『チベット旅行記』(2004/白水社 上・下) 5月以来、何度となく借りては返し、また借りて、巻末の地図を広げ、行程を確認しながら愉しんでいます。 *** 旅立ちに際し、何か餞別をと申し出る人も大勢いた。大酒家には禁酒、喫煙の友人には禁煙を餞別に頼んだ。不殺生の実践をもって餞別とした友もいる。 これらの信実な餞別が「功徳」…
先週の連休明けの11日に、晴れ間が広がってきたので茅が岳へ登ってきました。茅が岳は中央線の沿線、韮崎市の東側に立ち上がる単独峰です。この茅が岳は日本100名山の著者である深田久弥さんが登山をしていて亡くなった山として知られています。いつかは登ってみたいと思っていた山で、今回ようやく登ってきました。 精進湖から国道を下っていき南アルプス市の方面へ分岐したら、渓谷のなかの快適なドライブとなります。南アルプス市で昼食をした後、南アルプス市文化伝承館(縄文土器の博物館)へ立ち寄り、その日は茅が岳の登山口で車中泊。翌日に登山をして帰ってきました。 写真は韮崎駅のモールから見た茅が岳。右側の3角形の尖った…
こぬか雨降る会津駒ヶ岳を登ると、たっぷりの水を含ませた湿原が現れた。 ほどよい靄があたりを幻想的にしてくれる。 ただ、足元は荒れていて下を見ていないと危険である。 ところどころに高山植物の花が咲いていた。 challe.info 山上の湿原を歩く 駒の湯 最後に 山上の湿原を歩く 水場から1時間半。11時5分前に駒ノ小屋に到着する。ここから右に行けば駒ヶ岳だ。この分岐地点にちょうどよくテーブルとベンチが設置されていたのでここで昼飯にする。 山頂近くの湿原地帯に入ってから風が出てきて気温も低くなってきた。ベンチにつくとまずはポンチョを脱いでレインウェアに着替えた。ポンチョを脱いてみるとその暖かさ…
祖母山登山 深田久弥記念碑 この日のデータ 祖母山登山 前日、私的には今年最高気に入った民宿清流に宿泊し、4時半に起きて、朝5時過ぎに最高の朝食をいただき、お弁当を持っていよいよ、祖母山へ出発です。 朝6時すぎで、神原登山口の駐車場は既に満車です😮 私達は、民宿清流のオーナーに車で同行していただき、登山口より下にある神社近くの駐車場に車を停めて、オーナーの車で登山口まで送っていただきました。 オーナー曰く、登山開始は3時半でも4時でも早ければ早い方がいいと。 流石に我らにはその時間は無理でした😓 前夜から車中泊されている登山客の車も多数見かけました。 登山口の入山者手動カウンターに隊長と二人分…
今般私の読んだ「山さまざま」は、「山の文庫」の一冊として1982(昭和57)年に朝日新聞社より刊行されたものだが、あとがきによると、この本には五月書房刊「山さまざま」(昭和34年)から12編、文芸春秋新社刊「山があるから」(昭和38年)から15編が収められているらしい。 お分かりの通り、ここで既に書名が重複しているのだが、これに加え、やはり朝日新聞社の刊行した「山の文学全集」にも同じタイトルがあるので何とも紛らわしいところである。 深田久弥と言えば、まず「日本百名山」の著者としてほとんどの読者に記憶されているに違いない。 そしてそこから延いて、自らの登山経験に主として基づいた山岳関係の文章をも…
こんにちは。まつみです みなさんいかがお過ごしですか 今年の8月、9月は雨が多いんですって... しかも週末攻め...☔やめていただきたいですねー 長雨は本を読んで凌ごう!ということでまたまた読書をしました 読んだ本は 深田久弥「日本百名山」 日本百名山 (新潮文庫 ふー1-2 新潮文庫) [ 深田 久弥 ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 日本百名山 [ 深田久弥 ]価格: 3520 円楽天で詳細を見る 言わずもがなですが、日本百名山を制覇するって登山やっていれば夢ですよねー。その日本百名山を決めたのが著者の深田久弥です。 知っているひとがほとんどと思いますので本の内容については簡単に、今…
山形の友人が2年ぶりに月山を縦走した、と知らせてきた。残雪が美しい月山の数々の写真を見て、私はカール・プッセ(1872~1918)の「山のあなた」という詩を思い浮かべた。昨年から続くコロナ禍によって社会全体が打ち沈み、爽快感を味わうことが少ない。そんな中での北国からの便りは自然界の息吹を感じさせ、心洗われる時間を送ることができた。 カール・プッセはヘルマン・ヘッセの詩才を見出したことでも知られる、新ロマン派に属するドイツの抒情詩人、作家だ。「山のあなた」は上田敏の『海潮音』(新潮文庫)に収められ、名訳として知られている、以下のような短い詩だ。《山のあなたの空遠く 「幸」住むと人のいふ。噫(ああ…
2日目は、今回の山行の目的でもある中央アルプス南部の稜線を堪能して伊奈川ダムまで下山します。いくつものピークを越えながらアップダウンを繰り返すハードなコースでしたが、人の少ない美しい稜線歩きは幸せな時間となりました。 【2日目 駒峰ヒュッテ〜空木岳〜南駒ヶ岳〜越百山〜伊奈川ダムゲート前】 駒峰ヒュッテ〜空木岳〜赤椰岳 赤椰岳〜南駒ヶ岳 南駒ヶ岳〜越百山 越百山〜伊奈川ダムゲート前 【下山後】 日帰り温泉 【登山を終えて】 【2日目 駒峰ヒュッテ〜空木岳〜南駒ヶ岳〜越百山〜伊奈川ダムゲート前】 駒峰ヒュッテ〜空木岳〜赤椰岳 再び空木岳へ 2日目は空木岳へ登り返すことから始まります。日の出前4時0…
確かあるはずだと探していたDVDが見つかりました。(^<^) 深田久弥の日本百名山です。これより前に出たビデオテープのはよく見たのですが 新しく出たDVDはまだ手つかずでした。 日本百名山を完登したのは2006年9月でした。 もう18年も前になってしまいました。 出発前にはビデオを見たりして登りましたね。 まあ、その相棒も居なくなってしまいましたから遠い昔の思い出です。 時間のある時に少しづつ見返して見ようかなと思っています。(^<^)
2023-03-10 3月11日誕生日の花と花言葉歌句 編集 3月11日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)被災死のあなたを今日も待ってます 雅舟 【花】キランソウ(シソ科) 【花言葉】あなたを待っています 【短歌】人を待ち人に待たれる春の日の野のキランソウ深いむらさき 葉が地面に張り付くように放射状に広がり、紫のかれんな花を咲かせます。花言 葉の「あなた」とは、待ち焦がれている春かも知れません。 【季語】 木の芽 【俳句】 隠岐や木の芽をかこむ怒濤かな 加藤 楸邨 ひたひたと夢のつづきや木の芽山 矢島 渚男 これほどのやさしさはなし芽吹山 青柳志解樹【三行詩】 待つ人待…
2023年2月11日 二百名山の茅ヶ岳に登った記録です<茅ヶ岳山頂から奥秩父山地を望む> 奥秩父の南西端に位置する茅ヶ岳。『日本百名山』の著者、深田久弥の終焉の地として知られ、二百名山にも選ばれています。厳冬期の2月に、友人と4人で深田公園から山頂まで往復するルートを歩きました。距離7.0km・累積登り766mの定番コースです。 アクセス7時00分 新宿駅発(特急あずさ1号)→ 8時36分 韮崎駅着9時00分 韮崎駅発(レンタカー)→ 9時35分 深田公園駐車場着 韮崎駅から深田公園までバスが運行しているので、公共交通機関でもアクセス可能ですが、この日は4人パーティーなので、韮崎駅でレンタカー…
岐阜県と滋賀県の県境にある伊吹山は、標高1,377mの山で、深田久弥の日本百名山にも選ばれています。ヤマトタケルノミコトの伝説をはじめとした故事来歴、薬草や稀少生物、さざれ石や山の特異な形成史など、伊吹山の魅力は尽きません。 滋賀県側から見た伊吹山 左側(西側)は削り取られた跡が大きく残る 石灰岩の採掘により、西側(滋賀県側)が大きく削り取られていますが、その傷跡も多少目立ちにくくなっており、何と言っても、琵琶湖と濃尾平野に挟まれて高くそびえる雄姿は、圧倒的な存在感とオーラを発しています。 2084校の校歌に登場する伊吹山 「かなり遠方からも見える」暮らしの中に溶け込んだ山であるため、滋賀県側…
「十人十色」,「人は人,我は我」,「百人百様」(五味太郎),「百の頂に百の喜びあり」(深田久弥)などとも言うように,人間には人それぞれの個性があり,その個性に合った生き方があります。自分の可能性を十分に花開かせるとともに多少なりとも他者や社会の役に立ち,思い残すことのない充実した有益な人生を送るためには,他者との勝負に勝ち,あるいは,他者から評価され,財産や地位や権力や名声などを手に入れることより,自分の欲望に打ち克(か)ち,財産や地位や権力や名声などに対する執着から解放されることや,本当の自分や自分が進むべき道(自分が信じる目標や理想)を見失うことなく,自分が信じる目標や理想に向かって自分が…
ラジオをかけたら、最近新たに光岳小屋の管理者になったという女性がゲスト出演していて、色々な話をされていた。40年ぶりに管理者が交代し運営形態も変わったと報じている。若々しい大変明るい女性で、開業を11月まで延長したり、ランチを提供するというような話を元気な口調で話していた。バイタリティーあふれ発信力もありそうで、小屋のイメージも変わるのだろう。こうして時代が変わるのか、という感がした。 (新しい小屋 屋根の上に見えているのはイザルガ岳 ウェブから借用) 光岳は南アルプスの稜線の南部にあり標高は2592m、アクセスが悪く登りがきついために中々近づきにくい山なのだが、深田久弥の百名山に選ばれていて…
2024年2月11日(日) 高田宏著「木に会う」読了。元は新潮文庫であるが、社会福祉法人埼玉福祉会発行の大活字本。読むのが楽です。😅 著者が屋久島の縄文杉に会いに行くところから始まり、屋久島に住む詩人の山尾三省、紀州の山人・宇江敏勝、百名山の人・深田久弥、「大興安嶺探検」の今西錦司、「北越雪譜」の鈴木牧之など、私も好ましいと思う人物が次々に登場する。 登場する山も、屋久島、紀州山地、白山、秋山郷の鳥甲山、草津白根山、浅間山など粒揃い。後半の「木でつくる」には、高崎に住んでいた頃泊まったことがある、伊香保の千明(ちぎら)旅館が出てくる。今は千明仁泉亭(1502年創業)という湯宿だが、あの黄金の湯…
釧網本線 ずっと乗れてない釧網本線。標茶~東釧路間は乗っているものの、それ以外の区間は学生の頃からずっと乗ってない。理由は札幌から距離があることと、本数が少ないこと。日中は5時間以上間隔があいていて、かつ天候・災害による運休も多い事。 3年前、一度乗ろうとしたことがあったが、大雪予報で運休になってしまい、その後来れないでいました。 ついにこのキハ54が、新車に置き換えに。非冷房なので、観光客から苦情があったのかな。この車両は特急の座席が使用されていて、旅行者からは人気があるはず。それを汎用のハイブリッド気動車に置き換え。 地元利用者からは喜ばれると思いますが、まあ難しいものです。 お客さんは6…
「魔の山」の頂上にある湿原跡 古く神話の時代から「魔の山」として恐れられてきた大台ヶ原山。百名山にも選ばれ、日本有数の降水量が穿った地形である大杉谷は日本三大渓谷のひとつに数えられ、「百名山」の中で深田久弥も激賞している。 そんな紀伊半島の盟主的な山も、現在は山頂近くまで舗装路でアクセスすることができる。かつては有料道路だったそうだが現在は無料。ただし交通量は少なくはなく、狭いブラインドカーブなどは気が抜けない。 「大台ヶ原」はもともとは「大平(おおだいら)」と書いたように、山頂部は広い台地をなしている。七ツ池湿原は山頂の少しくぼんだ所にある。池の名は付いているものの、七つの池らしきものは確認…
高尾13:09~ 中央東線の起点は,もちろん東京だが,今回の行程の感覚では高尾が起点である。その出発時刻が13時過ぎというのが何とももどかしい。塩尻に着くのが日没頃の16時45分で,中央西線の旅は,ほとんど闇の中である。 甲府盆地へ下りて行く。塩山の町にはこんもりとした塩ノ山(553m)がある。 新府からは右端に毛無山地が見える。 新府付近には桃畑が広がる。逆光でわかりにくいが,桃と思われる木に袋状の物が付けられていた。 見事な太陽光発電場 北には深田久弥終焉の地である茅ヶ岳が見えていたが,写真を撮るのは難しかった。
先日、福岡県糸島市にある「二丈岳」と言う山に久しぶりに登りました。お供は山の会の女性2人。平日だったので静かな山歩きができました。 実はこの山に登る前に考えていたことがあったのです。それは山頂にある岩の上でポーズを決めて写真を撮る事でした。 昔々(笑)、私が山登りにのめりこんでいた頃、一冊の山の本と巡り合いました。「九州百山峰」と言う本で、福岡市でお医者さんをされていた渡部智倶人さんと言う方が書かれた本です。当時はまだ山のガイド本的なものはあまりなく、山の情報は山岳会の記録とか先輩たちから聞く話程度でした。日本登山体系と言う本はありましたが九州の情報はほとんど掲載されていませんでした。 「九州…
このときも台風が近づいていた。 無理せずに行ける範囲で登る。 大沢を詰めていく。 思いっきりロープが張られていた。 迷うな!という感じだ。 オレンジのペンキと紅葉がちょっとかぶっている。 知床は自然が深くて、迷ったら大変だろうな。 羅臼平に到着。 空気が動く。 ガスが晴れてくる。 羅臼岳が姿を見せてくる。 羅臼岳(らうすだけ)は、北海道・知床半島にある火山群の主峰及び最高峰で標高1,661m。1964年(昭和39年)6月1日に知床国立公園に指定され、2005年7月にこの山域を含む知床半島が知床 (世界遺産)に正式登録された。深田久弥による日本百名山に掲載されており、新・花の百名山に選定されてい…
『裏日本的 くらい つらい おもい みたい』 正津 勉著 今朝ー0・7度、この冬一番の冷え込み。奥美濃の積雪は40センチと昨夜のニュース。 奥美濃と隣り合った筆者の産土(福井県大野市)も、多分どっしりとした雪ならん。 「ここがいがいに大陸に近くあって、上代より交易を盛んにおこない、文物また人流を受けいれること、どんなに豊穣な地であったか。・・・それなのにどうして利の無きがごとくされたか。」 著者の苛立ちと土地愛で、ここに紹介された多くの先人たちの「『裏の心の所産たる詩と文』は、もとより惹かれたかの地へのさらなる憧れと興味を掻きたててくれた。 裏日本とあるが、対象は若狭から北越まで。それぞれの土…
12/11(月) 7時前起き。 縄跳び、クッション腹筋、エアロバイク。 こころ旅はクラシックかと思いきや青森篇の再放送だった。 コーヒー、りんご酢、ヨーグルト。 今週は一つのピーク。次年度公募の審査員的な。 一方でいつもの打ち合わせもあり。 昼は掛けそば。乾燥天ぷらなど。 19時まで仕事をしてこころ旅クラシック。 夜はレトルトのカレー。シャウエッセンと目玉焼きを添える。 風呂を沸かして入る。 鶴瓶の家族に乾杯は高岡早紀で帯広の続き。 酒場放浪記。 月曜から夜ふかしを見て寝る。 23時過ぎ。雨。 --- 12/12(火) 7時前起き。雨が降り続く。 クッション腹筋、エアロバイク。 コーヒー、りん…