九州・ヤマト国のヤマトタケルは東征の帰路、走水・現在の浦賀水道にて抵抗勢力の恨みを買う。そのとき天候が乱れ窮地に立つ。それを救ったのは弟橘媛(オトタチバナヒメ)である。これを裏付ける伝承のある蘇我比咩神社(そがひめじんじゃ)を取り上げる。次の流れで紹介していく。 ・弟橘媛の入水・蘇我比咩神社(そがひめじんじゃ)・蘇我比咩神社の由来・千葉付近の海流・300年以前の神奈川、千葉、静岡の古墳・蘇我比咩神社の神紋・弟橘の橘とは・推測:蘇我氏の渡来年代 ■弟橘媛の入水ヤマトタケルは関東地方の東国へ遠征を行った。東征の帰路、走水の海(はしりみずのうみ、現在の浦賀水道)で急きょ暴風に遭った。弟橘媛の夫を救い…