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労働法学者。早稲田大学大学院法務研究科教授。 専門はフェミニズム法学、ジェンダー法。
1971年,東京都立大学法学部卒。 1979年,東京都立大学大学院博士課程単位取得。 東京都立大学教授を経て,2004年より現職。 1991年,山川菊栄賞受賞。 2003年,日本労働法学会代表理事(-05年)。 2005年,日本学術会議会員に再選される。
日本の少子化対策に欠けているもの:ジェンダーの視点に立った実態把握と必要な支援の実施 浅倉むつ子・戒能民江・若尾典子共著『femニズム法学——生活と法の新しい関係』明石書店 2004年 第3章 人口論と女性の身体 7 日本の少子化社会の問題点ここ大事。抜き書きします。 (人口政策に)女性のエンパワーメントと女性の健康・権利を基本にすえた政策展開が、求められている。…… 日本が直面している少子化問題こそ、【前述のような】人口問題に関する国際的な政策アプローチが必要である。人口問題を政策として検討することは、その内容が人口の抑制であれ増加であれ、女性の出産行動を対象にすることになる。その場合、人間…
従来、「リプロダクティブ・ライツ」「自己決定権」は「中絶」の問題として狭く考えられがちだった。 以下はその事例です。 ……自分の身体に対する自己決定権は、どのようになされようとも、それ自体で他者の人権と衝突することはありえない。この自己決定権は身体に対するものであるが、精神とかけはなれて存在する人間の身体はありえないのだから一面では精神の自由とも深く関わってくる。「性」が精神と身体との両方に係るものであることの結果でもある。 女性の身体に対する自己決定権を認めないということは、中絶の権利を否定するとともに、中絶が他者の意思によって行われてしまうということをも認めることになる。中絶の権利性の論証…
今週の新着雑誌です。 新着雑誌のうち最新のものは閲覧のみです。貸出はできません。 労政時報 4073号 2024.3.8 (201458759) 労務事情 No1487 2024.3.1 (201458635) 労務事情 No1488 2024.3.15 (201458577) 月刊人事マネジメント 2024.3.5 (201458692) ビジネスガイド No944 2024.4.10 (201458726) 労働判例 No1300 2024.3.1 (201458601) 労働判例 No1301 2024.3.15 (201458569) 季刊労働法 284号 2024.3.15 (201…
記録005(2023年7月27日)S 引き続き暑い世の中。 今回も差別表現満載なのでご注意してください。 トランス排除派研究者による話題のツイート トランス排除派の動きが盛り上がってからは頻繁にトランス排除派として活動してきた研究者の一人である牟田和恵(むた・かずえ)が2023年7月26日に次のようなツイートをした。 https://twitter.com/peureka/status/1684167071201112064?s=20 純粋にアカデミックな疑問なんですが、トランスジェンダーを広く定義(あるいは定義することが差別だと)しておられる高井 能川小宮先生はじめの先生方は、今回の札幌の事…
労教協副会長である弁護士の杉井静子さんが書かれた『ジェンダー平等社会の実現へ─「おかしい」から「あたりまえ」に』(日本評論社)の書評が、『しんぶん赤旗』2023年5月7日付読書面に掲載されました。 評者は、早稲田大学名誉教授の浅倉むつ子さんです。 ありがとうございます。 弊社の本ではありませんが、この間、労教協としても力を入れつつあるテーマであり、また「憲法・くらし・安保」総学習運動の推進にとっても重要ですので、ぜひ活用・普及のためにご活用ください。 ********** 祝! 開校55周年! 2023年度・勤労者通信大学受講生募集中! 4月に開校していますが、もうしばらく募集をつづけます。 …