岡山県東部を走る、JR西日本の路線(地方交通線)。岡山駅−津山駅間 58.7km。単線、非電化。
かつては岡山と鳥取を結ぶ急行「砂丘」が運転され、陰陽連絡の一翼を担っていたが、1997年の智頭急行開業により誕生した岡山〜鳥取間の特急「いなば」(→「スーパーいなば」)がその役を引き継ぐことになり、「砂丘」は全廃された。
なお、「砂丘」が廃止された1997年からは急行「つやま」1往復及び快速「ことぶき」が設定されたが、「つやま」は2009年3月をもって廃止され、普通列車以外では快速「ことぶき」7.5往復(下り8本、上り7本)が残るのみとなった。
普通列車は1時間に1本程度。その他、岡山駅と次の法界院駅の間 2.3km だけを走る区間運転列車もあり、その一部は吉備線を総社駅まで乗り入れる。
現在の津山線は1944年6月1日、岡山−津山口間の中国鉄道からの買収と、津山口−津山間の姫新線からの編入により成立したものである。
中国鉄道は1898年12月21日に岡山市−津山(現・津山口)間を開業させた。岡山市駅は現在の岡山駅より0.5kmほど津山寄りの地点であるが、1904年11月15日には山陽鉄道岡山駅への乗り入れを開始し、岡山市駅は廃止されている。
津山口−津山間は1923年8月21日、国有鉄道の作備線(姫新線の前身の一つ)の一部として開業したもので、姫新線の全通後は盲腸線のような形になっていた。