[英] Boiling Water Reactor (略称:BWR)
沸騰水型軽水炉は、軽水炉型原子炉の種類の一つ。
原子炉の炉心を一次冷却水(軽水)が冷却しており、ここで作られた水蒸気が直接発電タービンを回す。水蒸気はその後復水器の中で水に戻り、再び原子炉へと循環する。
この方式は加圧水型軽水炉と比べて発電効率が高く、日本の原子力発電所の約半数を占めている。
この型式の原子炉は1956年にアメリカのアルゴンヌ国立研究所
(アメリカ合衆国エネルギー省、シカゴ大学)に実験用の原子炉が建設されて臨界に達し、
実用化したのはアメリカのゼネラル・エレクトリック社(GE社)で、
1960年6月アメリカイリノイ州のドレスデン原子力発電所で出力は18万キロワット*1。
日本では東芝と日立製作所がその技術を輸入した。
東京電力、中部電力、中国電力、北陸電力が採用している*2。
原子炉の型式のひとつ。