ノエル=ノイマン ( Elisabeth Noelle-Neumann ) の著書「沈黙の螺旋理論---世論形成過程の社会心理学」において紹介された仮説。マイノリティがマジョリティの数に押されて意見を言いにくくなり、そのためにますますマイノリティの存在が軽視されてしまう現象。
沈黙の螺旋は4つの段階として説明されている。
第一段階 権力者は注目されていなかった話題をアピールする。
第二段階 注目がされていなかった話題に反対は出ないため、これは正しいとされる
第三段階 遅れてきた批判に対して、レッテル張りによる排除を行う
第四段階 少数派となった批判勢力は、多数による圧力をうけ批判を行うことを放棄する
著書の邦訳は、1988年に初出、1997年に改訂版が発行されているが現在主要書店では在庫切れ。