ロシアの伝統的なパーティーゲームを元にした、推理と冤罪のゲーム。
基本的に、数名の狼人間(人狼)と、残りの村人に分かれて遊ぶ。
村に何人か、狼人間がいて、夜な夜な村人を殺してまわっている。誰が狼人間かは判らない。村人たちは、昼ごとに会議を開き、村が滅びる前に、疑わしい者を私刑にかけてゆかなければならない。…というストーリー。
村人は、一刻も早く狼が誰であるかを、つきとめめなければならない。
狼人間は、自分が私刑にかけられないように、世論を誘導して、自分以外の村人が疑われるようにし向けなければならない。
ある人の言動が、「無罪を主張しているのか」「無罪を主張しているふりの狼人間」なのかが、最終的に全くわからない(何の根拠もない)点が、このゲームのポイント。疑われたら、屁理屈でも詭弁でもいいので覆すようなことを言わない限り、「狼人間」とみなされて、リンチにされてしまう。
また、「予言者」という職業は、誰かが狼人間である(あるいは、村人である)ということが判るが、その情報をそのまま討議に用いても、「予言者のふりをして誰かを陥れようとしている狼人間(多人数プレイでは、狼は複数いるので、狼同士が予言者と村人のふりをしてかばい合うというプレイも可能)」と取られてしまう可能性もある。
人数が増えたら、「村人」「狼」「予言者」以外に様々な役割のキャラクターを含めてよい。それぞれの目的が違うので、ゲームが複雑になる。
現在、キャラクターを増やした専用のカードセットが発売されている。日本でもホビーショップなどで入手可能。
このゲームを元にした、チャット/掲示板システムが各所で稼働中。