2024年2月25日投稿 前回からの続き 金権政治に代わったのは、クリーンの・イメージの三木武夫であった。三角大福から角が抜けて、「大福」間の激しい対立から、副総裁・椎名悦三郎の裁定で、三木になったいきさつがある。三木は企業献金全廃を目指していたが、与党内での力関係から無理で、なんとか政治資金規正法改正(抜け道だらけの寄付制限、収支公開を柱とする)を成立させた。1976年2月、ロッキード事件が発覚し大混乱の中、7月、前総理田中角栄が逮捕された。この年、河野洋平らによる新自由クラブの発足があった。 話が前後するが、1975年は労働運動の転換点となった。国労、全電通、全逓など3公社5現業の労働組合…